(以下全てイラスト:たまご)

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『レジャー白書2022』によれば登山の参加人口は440万人(21年度)と、たいへん多くの方が楽しんでいます。一方、登山を通じて遭遇した出来事や気づいたこと、”あるある”などをブログで発信し、人気を博しているのが主婦のたまごさん。今回のテーマは初心者が買い集めがちな「登山専用グッズ」についてです。

【最終コマ】お弁当についてくる「あの小袋」がちょうどいい

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登山初心者は「山専用」という言葉に弱い

登山を始めた頃は、いろいろなものが欲しくなった。

登山用品店へ行けば、山で役立ちそうな道具がたくさん並んでいる。

「これ、山で使えそう。これもあったほうが便利そう」

「せっかく登山を始めたんだから、これも欲しい」


【1】「山で卵を食べたい!」初心者の心をくすぐる生卵ケース

そんな感じで、登山用の小物が少しずつ増えていった。

たとえば、調味料ボトル。山ご飯用に塩や醤油を持っていくため、小さくて軽い「登山用調味料ボトル」を見つけると、つい買ってしまう。

カトラリーもそう。登山用の箸やスプーン、フォークなど、軽くてコンパクトなものを買った。

最初は「あると便利」が、だんだん「なくてもいい」に

ところが、登山の回数を重ねるうちに、少しずつ考え方が変わってきた。


山頂で食べる「月見うどん」は格別!

ある日、登山の準備をしながら調味料ボトルを眺めていて思った。

「これ、わざわざ詰め替えなくてもいいんじゃない?」

私は基本的にひとり登山。誰かと料理をするわけでもない。

使う調味料なんて、ほんの少しで十分。

それなのに、詰め替えるのは面倒。適当に入れるから中身が余る。

そして帰宅したら、ボトルを洗わなければならない。

面倒くさいなぁ…。

お弁当の小袋がちょうどよかった

そこで、私のようなズボラ派がたどり着いた答えが、「お弁当についてくる小袋でいいじゃん」。


【3】「あれば便利」と買った山専用グッズ、気づけばほぼ出番なし

カトラリーも、登山用の立派なものから、いつの間にか割り箸になった。

軽いし、かさばらない。箸の向きを上下変えれば2回使えるし、使い終わったら折ってコンパクトにして、そのままゴミ袋へ。

ひとりで食べる山ご飯なら、これで何の問題もない。

山へ行くほど、ザックの中身はシンプルになる

登山を始めた頃は、山で使うものを「登山専用品」で揃えること自体が楽しかった。

でも、何度も山へ行くうちに、「これは専用品でなくても困らない」というものが、だんだん分かってくる。

もちろん、登山靴や雨具、ヘッドライトなど、安全に関わる装備は別。そこは登山に適した専門の道具を選ぶ。

一方で、食事の小物のようなものは、身近なもので十分なことも多い。

面白いのは、登山を始めた頃は、「山で快適に過ごすために、便利なものを持っていこう」と考えていたのに、経験を重ねると、「山で快適に過ごすために、なくてもいいものを削ろう」と考えるようになったことだ。

たぶん、経験を重ねることで、「自分にとって本当に必要なもの」が分かってくるのだと思う。

…私の場合は、単に最低限の道具で済ませるほうがラクという理由も大きいのだけれど。