スポニチ

写真拡大

 オリックスは9日、日米通算258セーブを誇る平野佳寿投手(42)が今季限りで現役を引退すると発表した。昨年4月に史上4人目のプロ野球通算250セーブを達成した右腕は大阪市内の球団施設で取材に応じ「本来なら去年やめてもおかしくない立場だった。若い子たちに置いていかれているなと思ったのが、この2、3年」と、力の衰えやけがを理由に挙げた。

 プロ21年目の今季は投手コーチを兼任。開幕は1軍で迎えたものの2試合の登板で0勝0敗1ホールド、防御率4・50だった。3月29日の楽天戦で通算1000奪三振を記録。4月15日西武戦の試合前に連盟表彰が行われたが、翌16日に出場選手登録から外れた。

 鳥羽高、京産大を経て05年ドラフト希望枠で入団。11年に最優秀中継ぎ投手、14年に最多セーブに輝いた。18年からメジャーでプレーし、ダイヤモンドバックスなどで通算150試合に登板。21年にオリックスに復帰し、同年からのパ・リーグ3連覇に導いた。

 岸田監督にとっては05年ドラフト同期の盟友だ。「本当にレジェンド。平野が決断したことなので、それが一番の正解なんだと思います」。ともに勝利の方程式の一角として長くブルペンを支えてきた大切な仲間をねぎらった。球団は引退セレモニーなどの実施を検討している。

 ◇平野 佳寿(ひらの・よしひさ)1984年(昭59)3月8日生まれ、京都府出身の42歳。鳥羽では2、3年春に甲子園出場。京産大から05年大学・社会人ドラフト希望枠でオリックスに入団。11年に最優秀中継ぎ投手、14年に最多セーブに輝いた。17年オフに海外FA権を行使しダイヤモンドバックスへ移籍し、マリナーズを経て21年にオリックスに復帰。不動の守護神としてリーグ3連覇に貢献した。23年に日米通算250セーブを達成して名球会入り。26年から投手コーチ兼任。1メートル86、90キロ。右投げ右打ち。