【ラグビー】日本代表、歴史的大金星逃す オーストラリア代表に逆転負け 残り2分で3点差詰める 2万観衆がため息 SH斎藤「点差は何点でも負けは負け」…前半にSO伊藤龍が先制トライ、32ー35で惜敗
◆ラグビー リポビタンD チャレンジカップ2026 ●日本代表32(14ー14、18−21)35オーストラリア代表〇 (8日、花園)
世界ランク10位の日本代表は、優勝2回の2027年W杯開催国、同8位のオーストラリアに32―35で惜しくも敗れた。前半はともに2トライを奪う肉弾戦を繰り広げて14−14で折り返し、後半は2連続PGから25ー28と一時は3点差まで詰めたが、追いつけず。気温29度、湿度70%の酷暑の中、2万1322人の観衆で埋め尽くされた花園に大きなため息が漏れた。日本は過去7戦全敗だったW杯優勝経験国に8連敗となった。
大金星を取り逃がす悔しい敗戦にSH斎藤直人は「点差は何点でも負けは負け」と大粒の汗を流しながら悔しがった。同点で折り返した前半については「前後半通して、プラン通りに進んだ部分では、しっかり得点とることできた実感はります。ただ、スコアしたあとにすぐにとられてしまう流れが最終的にこのスコアに響いたと思う」とうなずいた。
前半12分、日本はSO伊藤龍之介(明大)が敵陣22メートル外から1人で運んで先制トライ。その後は15分、26分と、守りを崩されて連続失点した。オーストラリアが危険なプレーによるイエローカードで1人欠く中、日本は同34分にNO8マキシのトライ、キックも決まり同点の14−14に。オーストラリアのロック、アマトセロはカードがレッドに繰り上がり。前半は同点で折り返した。
後半2分、日本が相手のオフロードパスを止められず、早々に失点。それでも5分に6次攻撃からWTB植田和磨(神戸)のトライにつなげて19―21に。日本は19―28からFB松永拓朗(BL東京)の連続PGで、25―28に迫る。ただ後半30分に、オーストラリアの9次攻撃から失点。何とか食らいつき、残り2分に連続ラックからロックのディアンズが正面に飛び込んでトライ。ゴールキックも決め32ー35と肉薄したが、ホームでの大金星奪取はならなかった。
W杯プレーイヤーの今年、日本代表はネーションズ選手権の前半戦(7月)を1勝2敗。イタリアを27―10で破ったが、その後はアイルランド(20●36)、フランス(15●42)に2連敗。8月はオーストラリアとの2連戦で、次戦は敵地(クイーンズランド)に移って戦う。
斎藤は「大きなことは変えられない。6月からやってきた自分たちのこだわる部分ある。来週もやっていきたい」と前を向いた。

