家を建てる際、水回りを1階にするか2階にするかで迷う人も多いのでは? 夫と1歳の双子と暮らすESSEonlineライターの谷ノ内真帆子さん(30代)は、家事動線を優先し、水回りを1階に集約する間取りにしたそう。3年住んで感じている、水回りを1階にするメリット・デメリットについて詳しく語ります。

新居で「憧れの20畳リビング」を断念した理由

注文住宅の間取りを決める際、いちばんゆずりたくなかったのが「開放感のある広いリビング」でした。

【実際の写真】手狭でも大満足の「16.5畳LDK」

SNSで見かけるような「20畳以上の広々としたLDK」に強い憧れがあり、ゆったりとした空間で過ごす暮らしをイメージしていたのです。

しかし、毎日の家事を少しでもラクにするため、「1階にランドリールームやお風呂などの水回りをすべて集約させる」という間取りを選択。すると、敷地の兼ね合いでLDKに割ける広さは、16.5畳に。

完成当時は、「本当はもっと広いリビングがよかったな…」と、希望どおりの大空間にできなかったことに、少しだけ不完全燃焼感や悔しさが残っていました。

「1階に水回りをすべて集約」がワンオペ育児の救世主に

ところが、家を建てたあとに男の子の双子が誕生したことで、この間取りの評価が一変。

1秒も目が離せない乳幼児期の双子育児は、毎日が想像を絶するドタバタ。そんななか、真価を発揮したのが「1階に水回りがまとまったコンパクトなワンフロア」でした。

キッチンで料理をしながら、目と鼻の先にある洗濯機をまわし、数歩でお風呂場の準備へ。家事動線がほぼ0歩レベルでつながっているおかげで、ワンオペ育児でも家事が止まることがありません。

もし憧れを優先して2階リビングにしていたり、水回りが別階に分散していたら…と思うとゾッとします。

ワンオペのドタバタ期を乗りきれたのは、間違いなくこの間取りのおかげでした。

住んでみてわかった「広さ」より重要だったこと

水回りもLDKもすべて1階にまとめたことで、コンパクトなLDKにはなった点はデメリットといえるかもしれません。

とはいえ、コンパクトなLDKには、実際に暮らしてみた感じた、以下のようなメリットもあります。

・どこにいても子どもたちに目が届く安心感

・移動距離が短く、毎日の掃除や片付けが一瞬で終わる

・冷暖房の効率がよく、光熱費の節約になる

広々としたリビングには今でも憧れますが、わが家にとっては流行りの広さよりも「日々の動線の短さ」こそが、暮らしやすさの答えでした。

家づくりはつい「今の理想の広さ」を求めてしまいがちですが、子育てや自分たちの暮らしの変化を見据え、「毎日の自分をラクにしてくれる仕組み」を選ぶことがなにより大切だと実感しています。