中国湖北省秭帰県で夏ミカン収穫期 農家潤す250億元産業

【新華社武漢8月3日】中国湖北省宜昌市秭帰(しき)県は夏の盛りを迎え、夏ミカンが収穫期を迎えている。
記録によると、同県の柑橘栽培史は戦国時代までさかのぼる。1950年代に長江沿いの独特の気候を生かしてネーブルオレンジの導入に成功、95年には「中国ネーブルオレンジの里」の称号を得た。現在は長江の峡谷両岸に40万ムー(約270平方キロ)の柑橘園が広がり、収穫時期の異なる複数の品種を栽培することで年間を通じて収穫できる。

科学技術も柑橘産業の品質向上と高度化を支えている。傾斜地の果樹園には運搬モノレールが整備され、農薬散布ドローンが園内を飛び回り、スマートかんがいシステムが斜面に行き届き、生産管理の効率は着実に向上した。ここ数年は、高付加価値加工の産業チェーンも拡張し、派生商品も100種類余り開発。皮から果肉まで余すことなく活用している。
県全体の柑橘の年間生産量は100万トンを超える。総合生産額は250億元(1元=約23円)近くに上り、住民20万人余りの増収と生活向上をけん引している。オレンジ園を活用した遊歩道や田園トロッコ列車などの整備や土産物など関連グッズの開発も進み、農業・文化・観光の協同発展が長江の峡谷沿いの農村振興に斬新な風景をもたらしている。(記者/伍志尊)























