奥能登の子どもたちが描く高校の将来像は?「奥能登高校魅力化未来トーク」中高生と教育関係者約70人が参加

地震などの影響により人口減少が加速する奥能登地区で生徒たちが自ら高校の将来像を考える「高校魅力化未来トーク」が7月下旬から始まりました。
地域の担い手となる子どもたちから出た発想とは。7月29日、能登町役場に中学生や高校生、教育関係者などおよそ70人が集まり、奥能登の公立高校の未来を考えるワークショップが開かれました。
▼高校生
「祭りが大事だという話が出て、祭りは僕たち楽しいだけかなと思っていたが、意外に教育的な機能が備わっている。」人口減少に伴う少子化が進む中、子どもたちをはじめ地域住民や教員らが様々なアイデアを出し合うことで、奥能登ならではの高校の魅力づくりを考えようと、県教育員会が思春期の若者たちの支援活動に取り組むNPO法人の協力を得て初めて開催しました。
もし奥能登から高校がなくなったら…輪島市と珠洲市、能登町、穴水町の奥能登地区には現在5つの公立高校がありますが、長年、定員割れが続いています。
さらには奥能登の直近の出生数から見て、このまま少子化が進むと、15年後には奥能登の高校に入学する生徒の数が100人ほどに減ってしまうという厳しい現実が待ち構えています。奥能登から高校がなくなったとしたら…
▼県奥能登県立高校魅力化推進業務 復興コーディネーター・木村聡さん
「地域から高校が無くなるという事が経済的にもかなり損失がでかいという事を計算の結果見てもらった。年間で21億円の経済損失がある」住民・中高生・教員らが高校の将来像を自由にアイデア出しこうした状況を改善しようと、立場を超え地域ぐるみで様々なアイデアを出し合います。
▼住民
「今日は水産(の授業)だから能登高校に行きたい人は能登高校に行きなよ。あしたは体育で野球やるから、山下先生のノックを受けようぜとか、そういった奥能登全部が一つのキャンパスとして通える学べる学校になれば良いなと思う」▼高校教師
「自立の機会を設けて、コミュニケーション能力だったりとか、何かに備える力だったりとか。まずその具体的な一歩の方策としてバイト解禁…すみません」▼能登高校の生徒
「どこの学校も全部回るツアーみたいを考えて、この学校ではこういう事が学べるというのを、ツアーするみたいな形がとれたら自分の学びたい事がわかるんじゃないかな」自由な発想で能登ならではの学びや多様な授業の在り方を提案する参加者たち。
▼能登高校の生徒
「地域の人たちとこういう風に話すのことは滅多にないと思うので増えて欲しい」▼県教育委員会・塩田憲司教育長
「これから5校をどうしていくか考えるにあたって、教育委員会の中だけの議論でもダメだし、学校の中だけの議論でもダメだし、地域の方の思いとかそういうのをしっかり受け止める中で、地域の中の高校の大切さをそれぞれの話の中で感じる事が出来た」