米国のトランプ大統領(30日)=ロイター

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 【ワシントン=阿部真司、エルサレム=福島利之】米国のトランプ大統領は30日、自身のSNSで、パレスチナ自治区ガザの和平計画を巡り、イスラム主義組織ハマスが「完全な武装解除」に向け合意したと発表した。

 武装解除とイスラエル軍のガザ撤退が実現すれば、和平計画は大きな前進となる。

 トランプ氏は投稿で、自身が議長を務め、ガザの暫定統治を監督する国際機関「平和評議会」が、「歴史的な合意に達した」と強調した。ハマスによる武装解除の完了後、イスラエル軍がガザから撤退し、多国籍の「国際安定化部隊」(ISF)と新たな「パレスチナ警察」が治安維持を担うと説明した。合意内容は段階的に履行されるとしているが、具体的な時期には言及していない。

 英BBCは、ハマス幹部が武装解除に合意したことを認めたと報じた。一方、あるハマス幹部は米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの取材に「我々は武装解除とは言っていない」と述べるなど、合意内容を巡っては不透明な面もある。

 イスラエルの公式な反応は明らかになっていない。イスラエル高官はネットメディアのタイムズ・オブ・イスラエルに対し、「ガザの完全非武装化という前提条件を十分に満たしていない」と指摘し、「ガザが完全に非武装化される前にイスラエル軍がガザから撤退することはない」と強調した。