中国重慶でバイク動画撮影サービスが人気 海外観光客の姿も

【新華社重慶7月30日】中国重慶市ではこのところ、バイクの体験撮影が人気を集めている。あるショート動画プラットフォームでは関連動画の再生回数が6億5千万回を超えた。海外から現地を訪れて撮影する観光客もおり、重慶のインバウンド観光の盛り上がりを後押ししている。
料金は198元(1元=約24円)からで、ライダーが観光客を乗せて2台のカメラで撮影しながら街を軽く一周し、洗練された近未来風の映像に仕上げてくれる。欧米や東南アジアから訪れる観光客もいるほどヒットしている背景には、いくつかの理由が存在する。
第一に、他に類を見ない都市景観の魅力が、多くの人の心を捉える鍵となっている。「8D魔幻地形」と呼ばれる立体的で迷路のような地形、長江と嘉陵江に面した四つの沿岸の夜景、急勾配や急カーブ、ネオンが交錯する街並みは、それ自体が近未来風の映像素材の宝庫となっている。
第二に、現代の若者の心に響く情緒的価値とSNSで共有したくなる要素を巧みに捉えている。観光客はバイクのタンデムシートに座るだけで、拡散力のある15秒のショート動画を作ることができる。観光客にとってこれは単なる記念撮影ではなく、旅を特別なものにする独自な体験となっている。
第三に、産業と政策という二つの後ろ盾があること。重慶は「オートバイの都」としてバイク文化が根付いており、街の夜景とも自然に調和する。産業の裏付けと政策の支援があり、今年1〜6月に240時間トランジットビザ免除措置を利用して訪れた外国人旅行客は延べ21万人余りに達した。重慶ではビジネス環境の魅力だけでなく、文化・観光の魅力も際立っている。
最後に、都市管理も歩調を合わせている。専用の安全な撮影エリアを設け、撮影時間を厳しく制限し、警察官を増員して警備に当たることで、バイク撮影の熱が高まる中でも秩序を保っている。
