米軍によるイランの軍事目標への攻撃で上がる煙(米中央軍が23日公開した動画より)=ロイター

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 【ワシントン=上村健太、テヘラン=吉形祐司】米国のトランプ大統領は24日、戦闘終結の最終合意に向け、イランとの協議を続けていると明らかにした。

 イラン側が真剣な姿勢を示していると評価する一方、合意に至るかどうかには慎重な見方を示した。イランでは米軍による攻撃が激しさを増しており、交渉と軍事圧力を並行させて譲歩を迫る構えとみられる。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、トランプ氏は24日、ホワイトハウスでイラン対応を巡って閣僚らと会合を開き、攻撃を強化するかどうか協議した。

 トランプ氏は会合後、ホワイトハウスで記者団に、イランとの協議について「彼らは真剣に取り組んでいるが、合意に至るとは限らない」と語った。「イランは間違いなく、これまでで最も真剣な姿勢を見せている」とも述べた。

 イラン国営テレビなどによると、13日連続となった米軍の24日の攻撃は広範囲にわたった。国営テレビは、米軍オマーン湾を航行中の液化石油ガスタンカーを攻撃し、乗組員2人が死亡したと報じた。AP通信は米中央軍報道官の話として、警告を無視したため、航行不能にしたと伝えた。

 イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は24日、米軍基地があるクウェートやバーレーン、ヨルダンなどへの報復攻撃で、米軍の兵舎を標的にしたと発表。さらに、米軍駐留国の住民に対し、米軍関係者の居住場所から離れるよう警告した。

 イラン軍中央司令部のアリ・アブドラヒ司令官はSNSへの投稿で、イラン人1人の犠牲につき米兵1人の殺害を予告し「地獄行きの無料の片道切符を用意した」と主張した。イラン保健省は24日、米軍が攻撃を再開した先月27日以降、59人が死亡したと発表した。

 イランのアッバス・アラグチ外相は24日、国営テレビに、仲介国を通じて米国と意思疎通を続けていると語ったが、「米側の態度が問題だ」とし、圧力には屈しないと改めて強調した。