24日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比62.58ポイント(1.61%)安の3814.20ポイントと5日ぶりに反落した。
 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中東情勢の緊迫化で原油相場が急騰したことを懸念している。イエメンの親イラン武装組織フーシ派は23日、サウジアラビアに対する海上封鎖を巡り、紅海でサウジの石油タンカー2隻を攻撃したと発表。バベルマンデブ海峡につながる紅海は、ホルムズ海峡に継ぐアジアと欧州を結ぶ重要航路だ。トランプ米大統領は大規模なイラン攻撃を示唆している。23日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比6.2%高の92.19米ドル/バレルと大幅続伸し、およそ1カ月半ぶりの高値を付けた。欧州の代表的な原油指標、北海ブレント原油先物は100.69米ドル/バレルと、約2カ月ぶりに大台の100米ドル台に乗せている。原油高が経済活動の足かせになると不安視された。指数は引けにかけて下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、産金・非鉄が安い。山東黄金(600547/SH)が5.4%、中金黄金(600489/SH)が4.9%、紫金鉱業集団(601899/SH)が4.7%、江西銅業(600362/SH)が5.7%、洛陽モリブデン(603993/SH)が4.9%、中国アルミ(601600/SH)が3.5%ずつ下落した。金や非鉄などの金属市況安が波及している。
 発電株も下げが目立つ。北京京能電力(600578/SH)と大唐国際発電(601991/SH)がそろって10.0%(ストップ)安、上海電力(600021/SH)が7.4%安、華能国際電力(600011/SH)が4.6%安、華電国際電力(600027/SH)が3.5%安で引けた。
 医薬株も急落。哈薬集団(600664/SH)が10.0%(ストップ)安、甘李薬業(603087/SH)が5.0%安、上海復星医薬集団(600196/SH)と浙江華海薬業(600521/SH)がそろって4.4%安で取引を終えた。インフラ関連株、不動産株、自動車株、消費株、運輸株、保険・証券株、エネルギー株なども売られている。
 半面、半導体株は高い。半導体材料の有研新材(600206/SH)が5.8%、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が3.6%、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が2.6%、アナログ半導体チップの中電科芯片技術(600877/SH)が2.2%ずつ上昇した。中国の人工知能(AI)スタートアップ、DeepSeek(ディープシーク)創業者の梁文鋒・最高経営責任者(CEO)が投資家説明会で、華為技術(ファーウェイ)の半導体は性能や価格面で米エヌビディア製品を代替できると説明。中国半導体産業の先行きが楽観された。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.30ポイント(0.47%)安の274.24ポイント、深センB株指数が7.46ポイント(0.65%)安の1138.34ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)