Ray-Ban MetaやMetaグラスといったAIグラスの登場により、YouTube・TikTok・InstagramにはAIグラスで撮影した低クオリティないたずら動画やナンパ動画が大量発生しています。このような動画をプラットフォーム上から削除すると、Instagramの責任者であるアダム・モセリ氏が明かしました。

Instagram bans harassing pickup and prank videos filmed with Meta glasses | Mashable

https://mashable.com/life/instagram-meta-glasses-harassment-ban

AIグラスは「相手に気付かれないように写真や動画を撮影できるのでは?」という不安がつきまとうもの。そこで、Metaは自社製AIグラスに施している盗撮対策をアピールしています。

Metaが「AIグラスを使った盗撮」の対策をアピール、撮影中は白色LEDが点灯しLEDを隠すとカメラ起動不可 - GIGAZINE



さらに、Instagramの責任者であるアダム・モセリ氏はストーリーズで、「人々が嫌がらせを受けたり、搾取されたりする様子を映したスマートグラスで撮影された動画をInstagramから削除する」と語りました。

モセリ氏は「もしあなたが、人々を悪用したり嫌がらせをしたりするようなコンテンツ、例えば、私たちが耳にしたり目にしたりしたナンパのセリフのような動画を投稿しているなら、私たちはそのコンテンツを削除します」「私たちは、人々が他人の動画をこっそり撮影して嫌がらせをし、それを私たちのプラットフォームに投稿することを望んでいません」と語っています。

なお、Instagram上に投稿されているAIグラスで撮影したいたずら動画には、「キャンドルに悪臭のする液体を吹きかけ、ウォルマートの買い物客や従業員に近づいて匂いを嗅ぐように頼む」という動画や、「ファストフード店のトイレに偽の糞便を置き、何も知らないレジ係にカウンターを離れてそれを調べるよう頼む」という動画などがあります。

過去の報道では「Instagramが公共の場で女性を撮影していたナンパ師のアカウント2件を停止した」ことが明らかになっています。バンされたアカウントのフォロワー数はどちらも100万人を超えているそうです。Metaも嫌がらせコンテンツに関するポリシーに違反したアカウントを削除したことを認めていますが、いつ削除したかについては明らかにしていません。また、Metaはどのような基準でやり取りが嫌がらせと判断されるのかについて、詳細な説明を行っていません。

この投稿をInstagramで見る NottAlejandro(@nottalejandro)がシェアした投稿




なお、MetaのAIグラスでは動画撮影時に白色LEDを点灯させ、LEDを隠すとカメラが起動不能になるよう設計することで、盗撮対策を行っています。しかし、アメリカでは盗撮対策を無効化したAIグラスを販売している人がいると報じられており、Metaはこのようなサービスを提供する広告・投稿・マーケットプレイスの出品を積極的に削除しているそうです。