「あそこまでインサイドにいく?」広島・阪神戦の死球禍をめぐって球界OBも言及「大山に当てたボールはちょっと強烈すぎる」「プロである以上当てない技術も…」

チームの死球の多さに新井監督も謝罪した(C)産経新聞社
先週末に行われた広島・阪神3連戦は荒れた試合となった。
広島の本拠地マツダスタジアムで行われた中、カード初戦には前川右京に対し7回一死二、三塁で、広島島内颯太郎の153キロ直球が、右肩付近を直撃。この試合では4回にもアドゥワ誠から死球を受け、結果として前川が「右肩甲骨骨折」で、抹消、離脱となった。
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さらに18日のゲームでは救援左腕のテイラー・ハーンが主砲佐藤輝明に対し、胸部すれすれの投球で佐藤が激高するシーンもあった。
カード最終の19日のゲームでは2−2で迎えた8回、その佐藤がハーンから左中間への勝ち越し2点適時打をマーク。二塁ベース上で激しいガッツポーズを繰り広げた。
しかしドラマは終わらない。直後に5番の大山悠輔がハーンから左わき腹付近に死球を受け、両軍ベンチから監督、コーチが飛び出しマウンドで入り乱れる緊迫した場面に。このカードで阪神が受けた死球はこれで4つ目となり、責任審判により「警告試合」が宣告された。
首位を走る阪神をめぐっては死球の多さも話題となっているが、球界内からもこの点について考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は7月21日に自身のYouTubeチャンネルに「【プロ野球解説】広島VS阪神で“警告試合”に『プロとして疑問…』巨人小笠原が初勝利!竹丸が7者連続三振もサノーに打たれ敗戦…DeNAが絶好調深沢&古市コンビで初完封!ソフトバンク前田悠伍なぜ勝てる?」と題した動画を更新。週末に行われた3連戦の各球団の戦いぶりを振り返った。
その中では19日のゲームで主砲の佐藤が因縁のハーンから決勝の適時二塁打を放ったことに触れ「報復なんじゃない 勝負」「目には目をという判断でなくバットでやり返す」姿勢が見えたとした。
一方で高木氏が目を向けたのは直後の大山の打席だった。
2ストライクと追い込んでから、ハーンが投じた1球は大山の左わき腹付近を直撃。
このシーンについて高木氏は「わざとじゃないと信じたいけど、あそこまで(インサイドに)投げるかなというぐらいのボールだったから」として、一方でそれだけ阪神打線が強力になっており、厳しいところに投げないといけないことは理解できるとした。
その上で「でもプロである以上、当てない技術も技術だからね」として、さらなる技術の向上を求めた。
あくまで厳しいボール、インサイドに投げるなということではないと前置きしながらも「大山に当てたボールはちょっと強烈すぎるわ」とコメント。「あそこまでインサイドにいく?」「ハーンってそんなにコントロール悪かった?というような感じだったから」と疑問も感じたとした。最後は新井貴浩監督も自軍の死球の多さを謝罪したが、後味の悪さも残ったとした。
巨人と同率首位とし烈な首位争いを繰り広げる阪神打者に対しては厳しい攻めも多くなっている。今後の戦いぶりも注目となりそうだ。

