「横綱が手をついてるのに…」「合わせてよ」伯乃富士、立ち合いの“間”に困惑の声 大の里は“完全復調”の兆し 好調・伯乃富士を圧倒「これが大の里だ!」ファン興奮

<大相撲七月場所>◇七日目◇18日◇愛知・名古屋IGアリーナ
横綱・大の里(二所ノ関)が好調の前頭三枚目・伯乃富士(伊勢ヶ濱)に圧勝し、白星先行となる4勝目を挙げた。完全復活を印象づける圧勝劇、さらに黒星先行からの3連勝に「これが大の里だ!」「これが見たかった」と拍手喝采。一方、横綱が先に手をついてからゆったりと自らの間合いで立った伯乃富士の独特な立ち合いについて一部ファンから「横綱が手をついてるのに…」「合わせてよ」といった困惑の声も聞かれた。
2場所連続休場から復帰し、昨年九月場所以来の賜杯を目指して七月場所に臨んでいる大の里。初日から2連敗、六日目までを終えて3勝3敗と苦しい状況が続いていたが、七日目の伯乃富士戦では“完全復活”をうかがわせる横綱らしい相撲を披露した。
伯乃富士は今場所、5勝1敗の好成績で七日目を迎えた好調力士。前日の六日目には横綱・豊昇龍(立浪)から金星を獲得しており、勢いに乗る“令和の怪物”だ。大の里と伯乃富士は過去に5回の対戦があり、3勝2敗で伯乃富士が勝ち越している。大の里にとっては好調の“横綱キラー”という難敵との対戦となった。
横綱・大の里が復調の兆しとなる「圧勝」も立ち合いにファンは注目
だが立ち合い、大の里が重たい当たりでぶつかると、左の強烈なおっつけで圧力をかけて一方的に寄り切った。伯乃富士に何もさせない圧勝ぶりに館内は大盛況、大きな拍手が沸き起こった。大の里は白星先行の4勝目。敗れた伯乃富士は2敗目を喫した。
大の里の文句ない勝利に、ABEMAで実況を務めた吉田賢アナウンサーは「強い大の里です」とあっぱれの様子。ABEMA専属解説で元横綱・若乃花の花田虎上氏は「当たっていってよかったですね」「前に出ればこれだけ圧力がかけられて強いんですよ」と大の里を絶賛した。
さらに吉田アナが「今一番強いのは大の里かもしれませんものね」と話すと、花田氏は「そうです。これができればいいんです。怖がらず」とコメント。花田氏は「だって考えてください。身長192センチ、体重189キロですよ。山みたいな人がボワーって下から前に出て来られるだけで脅威ですから」と語っていた。
復活の兆しを見せた大の里にファンも「これが見たかった」「待ってたよ」「それだ!もどってきた」「自信取り戻したか」「良い大の里が戻ってきて泣きそう」「強い伯乃富士にこの内容すごい」と歓喜と興奮の声を挙げた。一方では、横綱が先に手をついてからゆっくりと腰を下ろし、さらに一度ふわりと腰を上げてから約5秒後に手をついて立った伯乃富士の独特な立ち合いの間合いについて「横綱が手をついてるのに…」「合わせてよ」といった一部ファンの困惑の声も聞かれた。
なお七日目の取組では、豊昇龍は前頭三枚目・平戸海(境川)を掬い投げで下して2敗を死守。大関・霧島(音羽山)も関脇・琴勝峰(佐渡ヶ嶽)を上手投げで下して1敗を守った。大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)は関脇・熱海富士(伊勢ヶ濱)に寄り切りで敗れて4敗に後退した。
七日目の全取組を終えて、幕内優勝争いは1敗で霧島、関脇・安青錦(安治川)、前頭七枚目・琴栄峰(佐渡ヶ嶽)、前頭七枚目・高安(田子ノ浦)、前頭十三枚目・錦富士(伊勢ヶ濱)、前頭十三枚目・尊富士(伊勢ヶ濱)、前頭十四枚目・獅司(雷)の7力士がトップに並ぶ混戦模様となった。(ABEMA/大相撲チャンネル)
