矢野雅哉(C)共同通信社

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 "ゾンビたばこ"騒動に揺れる広島が、矢野雅哉(27)だけを一軍から外した判断に、ファンから疑問と批判が噴出している。

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 広島は17日、写真週刊誌「フラッシュ」による報道を受け、矢野の出場選手登録を抹消した。

 同誌が公開した集合写真には、指定薬物エトミデートを羽月隆太郎元選手(26)に譲り渡したとして逮捕、起訴された滝口涼介被告(38)とともに、羽月元選手、矢野、小園海斗(26)、田村俊介(22)が写っていた。矢野については、滝口被告と遠征先のホテルの一室にいるとされる写真も掲載され、これが球団の"アウト認定"を受けた格好だ。

 依然として薬物使用の事実は確認されていないが、

「売人と言われるような人と一緒にいるような環境自体に疑念を抱いている。そういう選手に一軍のグラウンドでプレーしてもらうには抵抗がある。監督の方にも抹消してもらいたいという話をした」(鈴木清明球団本部長)

 対して、「集合写真」に写っていた小園と田村は"セーフ"。登録抹消などの措置は取られず、小園に関しては、この日も阪神戦にスタメン出場した。

 疑惑をかけられている小園に一軍でプレーしてもらうことには抵抗がないのだろうか。

 この"線引き"に、ネット上では、

《レギュラーの小園は残して控えの矢野だけ切るようなやり方をするのは露骨だ》

《小園も抹消しないと説明破綻しているぞ》

《野球選手である前に社会人としてのあるべき行動が出来ない人間のいるチームに行きたいと思うドラフト候補がいるのか》

 などと、球団の対応を疑問視する声が相次いだ。

 ファンの不信感が強まる背景には、騒動の全容がいまだ見えてこないこともある。

 羽月元選手は5月の初公判で「周囲にも吸っているカープ選手がいた」と証言。自身のライブ配信でも、「自分を含めてカープ選手6人が同じ人物から購入していた」と主張している。

 球団は再調査を続けているものの、薬物を使用した選手がいるかどうかについては「確認できていない」との立場を崩していない。

 疑念を理由に矢野を一軍から外した以上、小園ら他の選手にも飛び火する可能性は十分ある。

  ◇  ◇  ◇

 広島の対応は最悪だが、不祥事が発覚した際、球団はどう立ち回るべきなのか。本紙日刊ゲンダイで「マネーボールQ&A」を連載する東大卒元ロッテの小林至教授は「球団が守るべきは、本人のメンツではなく被害者、ファン、スポンサー、真面目に働く選手やスタッフ、そしてプロ野球全体の信用です」と徹底解説してくれた。●関連記事 【もっと読む】不祥事発覚…その時、球団はどうする? もぜひご一読を。