6月のコメ取引価格 過去最大の下げ幅にー“在庫過剰”で新米価格も下落か
農林水産省によりますと、集荷業者と卸売業者などの間での6月のコメの取引価格は、全銘柄の平均で、玄米60キログラムあたり3万1305円でした。
前の月より1859円安く、下げ幅は調査を開始した2006年以来、最大となりました。
また、12日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は、5キログラムあたり3403円でした。
前の週より55円安く、3週連続の値下がりです。
こうした中、九州などでは「早場米」と呼ばれるはやい時期に収穫される新米の出荷が始まっています。
コメの流通に詳しい、日本国際学園大学の荒幡克己教授によりますと、コメの在庫水準が過去最大となるなかで新米の出荷が始まり、業者の間では「早く売らなければ」との危機感が広がっているといいます。
また、新米の価格の指標とも言われ、JAなどが生産者に支払う前払い金=「概算金」が去年より安くなっていることなどから、「新米の価格は去年よりも下がる」との見方を示しています。