国内外でユニクロ絶好調、ファストリがアパレル世界2位に王手 秋冬物は「4%弱の値上げ」実施
修正後の2026年8月期業績は、売上高にあたる売上収益が前期比16.7%増の3兆9700億円(修正前は3兆9000億円)、営業利益が同29.4%増の7300億円(同7000億円)、純利益が同15.5%増の5000億円(同4800億円)を見込む。
2025年9月〜2026年5月期の売上収益は、前年同期比17.1%増の3兆651億円、営業利益は同36.2%増の6143億円、純利益は同25.6%増の4260億円と、いずれも過去最高を更新した。
成長をけん引した海外ユニクロ事業は、9ヶ月累計の売上収益が同25.9%増の1兆8340億円、事業利益が同45.4%増の3453億円と大幅な増収増益となった。第3四半期(3〜5月)は、中国大陸が増収、2ケタの増益となったほか、韓国、東南アジア・インド・豪州、北米、欧州の全地域で増収増益を達成。北米ではシカゴ旗艦店を含む大型店6店舗、欧州では英国ブリストルやオランダ・ユトレヒトなど4店舗、韓国では明洞にグローバル旗艦店を出店するなど、好立地での店舗網の拡大も業績を押し上げた。
国内ユニクロ事業の9ヶ月間の売上収益は同8.3%増の8676億円、事業利益は同15.1%増の1729億円。第3四半期は、バレルシルエットのボトムスやUVカットパーカ、イージーパンツなど、気温の変化に対応した商品の販売が好調だったほか、5月の大型連休や感謝祭商戦も寄与した。
ジーユー事業は、9ヶ月間の売上収益が同3.7%増の2656億円、事業利益が同28.0%増の321億円。トレンド商品の販売に加え、品番数削減や在庫適正化などの構造改革が利益率改善につながった。岡粼取締役は、「事業運営の精度改善の成果が、第3四半期に既に表れている」と説明。2026年秋冬から「マルニ(MARNI)」前クリエイティブディレクターのフランチェスコ・リッソが商品開発に参画することで、「商品精度もさらに高まる」と期待を示した。
一方、グローバルブランド事業は、構造改革を進めるセオリーの卸売販売減少などが響き、売上収益は同4.2%減の963億円、事業利益は同33.4%減の19億円となった。

