粘り強い守備で貢献した堂安。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 日本代表は北中米ワールドカップのグループステージを1勝2分けの2位で通過したものの、ラウンド32で最多優勝国とブラジルと対戦。先制ゴールを奪い、前半をリードして終えるなど善戦したものの、後半アディショナルタイムに逆転ゴールを許し、1−2で敗れた。

 日本代表は仮に1位通過だったとしても、前回4位のアフリカ王者モロッコが相手だった。出場国が増えて決勝トーナメント進出チームが16→32に増えたにもかかわらず、最初から厳しい相手との対戦に、クジ運の悪さを嘆く論調があった。

 だが試合後、10番の堂安律は「このタイミングでとか、くじ運が悪いからとか、ああだこうだ、みんな言っていますけど。僕としては、ここでブラジルと当たることが、むしろ、この壁を乗り越えるのが一番の、今の日本サッカーに必要なものだと思っていた」と主張した。

「むしろ、勝ち上がっていって疲れてきたら、そっちの方がきついのではないかと思っていたので。まだ、僕たちもフレッシュにやれていたし。ギリギリまで戦えていたので。僕はそこには全く言い訳はない。その壁を乗り越えられなかったという感じはありますけど」
 
 まだ消耗が激しくない状態で、強豪と戦ったほうがよいとの考えだ。それも一理あるだろう。

 ただ、優勝を目指すのであれば、疲労を溜めた状態でさらに2〜3国の強豪を倒さなればならない。ブラジル戦を見る限り、気が遠くなるような話にも思える。

 世界の列強国に近づいているのは間違いない。だが、選手層などを考えると、頂点への道のりが果てしなく遠いのもまた事実だ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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