小川航基「何にも代え難い人生の期間」 初戦で“幻弾”、目指し続けた初W杯で得た手応え「俺はああいう舞台で何かを残せる側の人間」
「うーん、ちょっと昨日よりガックリきている感じですね。昨日はまだ現実を受け入れられなくて、全く終わるつもりもなかったですし。なんか急にワールドカップが終わってしまった感じがして、日が明けて実感が湧いてきてしまったという感じですね」。そう率直な思いを明かしたのは小川航基だ。普段は「俺がゴールを取る」と力強い言葉を口にするストライカーも、この日は声のトーンも普段より控えめだった。「今の気持ちとしては、とにかく休みたい。想像以上に精神力を使っていたんだなと思いました。(4年後の2030年大会は)もちろん目指すと思いますけど、今は一旦心を落ち着かせたいです」。
グループステージ初戦のオランダ代表戦では途中出場でワールドカップデビューを果たし、1点ビハインドの場面で伊東純也のCKに得意のヘディングで合わせた。記録上は鎌田大地のゴールとなったものの、同点弾をお膳立てし、大舞台でも存在感を示した。「そんなに長く出られなかったですし、俺のゴールではなかったですけど、やっぱり俺はああいう舞台で何かを残せる側の人間。そういう自信は付きました」。目指し続けたワールドカップの舞台で得た経験と手応えは、小川にとって何ものにも代え難い財産となったことだろう。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)

