YouTubeチャンネル「パクくんの東大留学」が、「なぜ日本に住む?最近“観光じゃない韓国人”が増えている本当の理由」と題した動画を公開した。動画では、東大院で博士課程に在籍するパクくんが、近年日本で暮らす韓国人が増加している理由について、K-POPブームなどの一過性のものではなく、社会構造の変化に基づく5つの視点から解説した。

パクくんは、日本に住む韓国人が増えた要因として「歴史、仕事、教育、価値観、結婚」の5つの力が同時に噛み合っていると指摘する。1つ目の理由として挙げたのが、日本社会に定着している在日コリアンの存在である。彼らは名札を見たり話したりしても分からないほど「日本の一部になっている」と語り、この世界的に見ても特有の構造が基盤になっていると説明した。

2つ目は「住んでみたい層の増加」だ。韓国の「早く・多く・高く」を求める成功モデルが崩れつつある中、日本では「一人でゆっくり成長しても大丈夫」「1回コケても人生の失敗者扱いされない」という価値観が刺さっているという。さらに、SNSの発達で、日本で普通に働き、休んで笑っている韓国人の姿が共有されたことも大きいと分析する。

3つ目には「就職」を挙げた。韓国では大企業に入れないことへの不安感が強い一方、日本では慢性的な人手不足が続いている。そこで、語学力や海外対応力を持つ韓国人が「パズルの最後のピースみたいにハマる場合がある」と解説した。

さらに4つ目として、日本の豊富な教育機関を「人生の仮置き場」として活用する留学生の増加に言及。5つ目には、国境を越えた恋愛の増加と、感情表現の異なる日本人と韓国人が「補完関係」にあること、そして韓国の過酷な教育熱に比べて日本の子育ての圧迫感が少ないことを挙げた。

動画の終盤、パクくんは「僕らは日本を壊しに来たわけじゃなくて、ここで皆さんと生きていきたいと思っている」と語った。隣国である韓国の若者たちが、日本の社会環境や価値観に魅力を感じて定着しつつある現状は、日本社会のあり方を再認識する重要な視点と言える。