ディスカウント大手「トライアル」や韓国資本が参戦! ゴルフ天国 熊本阿蘇のゴルフ場ビジネス最前線
熊本県で標高の高い阿蘇エリアには、11のゴルフ場が点在しています。コロナ禍以降、海外からのゴルフツアーの需要が過熱しています。その需要を取り込もうと熊本県外や海外資本が新たに参入しています。
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あの「トライアル」がゴルフ場経営に――
熊本市内から1時間足らずにある「トライアルゴルフ&リゾート南阿蘇コース」
大手ディスカウントストアの「トライアル」がゴルフ場の経営に乗り出しました。
ゴルフ天国・阿蘇――
ゴルフ客「ここものすごくきれいなんですよ」
18ホールのどこからでも望める阿蘇の山々。この絶景が強みになると考えました。
営業本部長 佐藤勇太さん「この雰囲気、景色の中でティーショットを打つというのはゴルファーにとっては最高の瞬間だと思う。国内のみならず世界中からここに期待と思うゴルフ場にしたい」
海外からのゴルファーも熊本へ――
こう語る佐藤さんは今回の進出の責任者で、国内だけでなく、韓国や台湾からの客にも注目しています。
韓国ではプレー料金の相場が3万円から5万円。対する阿蘇地域は8000円程度と、安く魅力的なコースを目当てに海外からのゴルフツアーは年々需要が増しています。
“安さ”が厳しさに?
この日は、新体制でのスタートに向けた従業員説明会でした。
35人いる従業員の雇用はそのまま継続します。ただ、人手は十分ではなく、加えて、強みでもある安さが運営の面では厳しさにもなります。
「実際はかなりきびしいですよ。運営としては。まずはかなり少ない人数でやっているんです」
低料金→資金不足→コース整備に影響?
周辺のゴルフ場との低料金競争が資金不足につながり、コースの整備にも影響していました。
「ここがね・・なんで剥げているの?日陰?」
「人工芝も施工したときは良かったと思うんですけど、もう劣化して限界を迎えてはいます。」
「せっかくのスタートが台無しよ。これをきれいにしたい」
“コースの美しさは、おもてなしの心の現れ” 佐藤さんの持論です。着手できるところから再整備を進めます。
トライアルの強み――
そして、集客に向けトライアルグループの強みの「食」でも勝負したいと考えていました。
トライアルが運営するもうひとつのゴルフ場で提供しているご当地メニューは、上質なあか牛をシェフが丁寧に焼き上げひつまぶし風に仕上げました。これで、21 00円。
佐藤勇太 営業本部長「食はトライアルのブランディングでもあります。原価率ぎりぎりまで上げて提供しているから出せる料理」
「ゴルフの合間の食事」にとどまらない料理を目指します。
佐藤さんは妻や幼い子どもと一緒に南阿蘇村に移住してきました。今回のプロジェクトにかけています。
相次ぐ韓国資本の参入
去年10月、阿蘇市のゴルフ場を韓国系企業が買収し、傘下の「さつまゴルフリゾート」が運営に乗り出しました。
阿蘇に熱視線を送るワケがあります。
赤水ゴルフリゾート~阿蘇コース~神原直樹社長「コロナ後、国際線の就航がTSMCの影響もあって大きく膨らんだということもあって、この阿蘇エリアさらなる商圏のひとつにつながった」
インバウンド特化型の施設にリニューアル
赤水ゴルフリゾートでは、ここ数年、使われていなかった宿泊施設100室を改装して、宿泊とセットでツアーを売り出しました。
韓国語対応のスタッフも配置し、表記も徹底しました。
赤水ゴルフリゾート~阿蘇コース~神原直樹社長「もっともっと伸びるんじゃないですかね。周辺に複数のゴルフ場があるということもあって、大きな相乗効果を生むんじゃないかと」
トライアルグループのゴルフ場は再出発の初日
午前中から次々にゴルファーがやってきました。
従業員「今日からトライアルに変わるんです」
ゴルファー「トライアルってあのスーパーの?」
これまでの常連客に加え、韓国からのツアー客も続々と到着しました。
韓国「阿蘇の景観がいいというので楽しみに来た」
オリジナルメニューの提供も始まりました。
次々と注文が入ります。
客「肉汁たっぷりで食べ応えあります」
集客力アップで運営資金も増やす、好循環を目指します。
佐藤勇太 営業本部長「新しいゴルファーを入れてお客さんを増やしていくと需要が上がり料金帯も上がりますので、国内のみならず世界中からこのゴルフ場を目的に来るぐらいのゴルフ場にしていきたい」
