黒沢かずこ(C)日刊ゲンダイ

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 お笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこ(47)が、6月15日放送の日本テレビ系「大悟の芸人領収書」の中で語った幼少期の“エピソード”に、同世代の女性たちから共感の声が相次いでいる。

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 ひとりっ子だった黒沢は「親ともそんなにしゃべったことがない」と回顧。共働きで飲食店をやっていた親からは行儀の悪さなどを注意されることもなく、孤独に過ごすことが多かったといい、「いってきます」や「ただいま」「いただきます」などの挨拶も一度も交わさなかったという。

 過去には、中学生になるまで「朝ごはん」という概念を知らなかったことも明かしている。黒沢は朝は、乳酸飲料を1本だけ飲んで登校していたが、ある時、あまりの空腹のため友人に「お腹すかない?」と聞いたところ、周りが朝食を食べているという事実を知った。それを母親に聞くと「バレた?」と返されたエピソードは鉄板ネタとなっている。ちなみに朝ごはんが出なかったのは、その時間に親が「パチンコに行っているから」と答えたそうだ。

 また、2019年11月放送の番組では多重人格者に密着したVTRを見た黒沢が、自身にも20代前半の時に「3人の人格がいた」とカミングアウトしている。

「精神的に苦しかった時、5歳、10歳、33歳の異なる人格が登場し、年齢を重ねるごとに消えていったことが衝撃的でした。今は芸人として成功し、笑いに昇華しているとはいえ、その生い立ちが同世代の一部の視聴者に刺さっている。黒沢さんと類似の経験をした人たちから、今ならネグレクトや育児放棄などと責められる話でも、当時は『親が共働きでだから仕方ない』『子どもも我慢が足りない』などと片づけられたと。親の責任を問えずにモヤモヤを抱えた人たちからは世間に公表してくれたことで救われたとの反響が多く寄せられたようです」(芸能ライター)

 SNSでも、黒沢に共感を寄せるユーザーからは、親が高度経済成長期でがむしゃらに働いていた世代で、「鍵っ子がつらかった」と振り返っている投稿が散見される。

 黒沢のエピソードは珍しいものでもなかったのだろう。

「幼少期の経験が、黒沢さんの架空のキャラクター『千手観音かずこ』や即興ダンスなどの芸風に反映されているのでしょう。そう考えると切なさもある。最近は、バラエティー番組でおひとり様としての生き方や、ひねくれた生活感などを明かしていて、生きづらさを感じる人たちの共感を得ていますし、50代で留学した『オアシズ』の光浦靖子さんと同様、同世代の悩める女性たちから支持が厚いです」(女性誌編集者)

 自分に重ねて元気をもらうファンも多いのか。

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