ポール・マッカートニー

写真拡大

 ザ・ビートルズのポール・マッカートニー(83)が、ザ・ローリング・ストーンズの新作への参加を依頼され、歓喜した心境を語った。ポールは、ザ・ビートルズとしてかつてチャートでライバル関係にあったストーンズの新作「フォーリン・タングズ」に参加。2023年のアルバム「ハックニー・ダイアモンズ」の収録曲「バイト・マイ・ヘッド・オフ」でもベースを演奏していたが、今回の貴重な経験についても、いまだ興奮冷めやらぬ様子で振り返っている。

【写真】ポール・マッカートニーの興奮も納得!ザ・ローリング・ストーンズがカッコよ

 普段セッション・ミュージシャンとして他者の作品で演奏することがないため、今回の参加は「本当にエキサイティング」だったとNME誌に認めている。「ベースを持ってスタジオに現れて、『よし、どこで演奏すればいい?』と言うだけというのは、本当に素晴らしいことだった。演奏を始めると、メンバーが曲の進行を見せてくれて、僕は『ストーンズと一緒に演奏してるんだ!』と思い始めたんだ」「すごく嬉しかった。少し冷めた感じで『ああ、そうか、で?』となる人もいるかもしれないが、僕にとっては真逆だった。『うわっ、ミックがいる! おお、キースだ! わあ、ロニーだ!』という感じで、本当に最高だった」

 また、ポールは自身のアルバム制作時ほどプレッシャーを感じなかったそうで、今回のレコーディング・セッションを心底堪能。「最高だったのは、やるべきことがベースを弾いてミスをしないことだけだった点だ」と続けた。

 セッション中にストーンズが曲の構成を練っていく様子を見るのも新鮮だったようで、ポールはこう振り返る。 「テイクを重ねる中で、最終的にアルバムに収録されたキースのリフが形作られていくのが聞こえたし、ロニーがソロを練り上げ、ミックがボーカルを仕上げていく様子も聞こえた。だからその日家に帰って、みんなに『さっきストーンズと演奏したんだ!』って話したよ。この機会を当たり前だと思わずに済んでよかった。誰もがストーンズと演奏できるわけじゃないんだから」

 今回のインタビューでポールは、50歳になった時にマネージャーから引退の可能性を尋ねられたエピソードも明かした。しかし、その質問に怒りは感じなかったという。「20歳の頃は30歳なんて本当に年寄りだと思っていたからね」

 映画「007/死ぬのは奴らだ」の主題歌「リブ・アンド・レット・ダイ」など、ビートルズ解散後も数々のヒット曲を持つポールは、ベテランアーティストが自身の曲をライブで演奏することについて「それに勝るものはない」と主張している。

 「引退を囁かれる時期は来ては過ぎ去った。人々はまだ演奏を続けているし、観客もその音楽を気に入っている。もしその時代の音楽なら、ライブ以外で聴く機会はない。だから、ニール・ヤングの真髄、彼ならではの雰囲気を味わうには、ライブを聴くしかないんだ。ストーンズやイーグルスも同様で、これほど素晴らしい体験はないよ」

(BANG Media International/よろず~ニュース)