クマ出没相次ぐ中 小学校で避難訓練 専門家が身の守り方指導 山形県河北町で児童60人参加
山形県内で山菜採りの男性がクマに襲われて死亡するなど、クマに対する警戒が呼びかけられています。こうした中、28日、河北町の小学校でクマの出没を想定した避難訓練が行われました。
「ただいま学校の近くにクマが出たという知らせがありました」
クマの出没を想定した避難訓練は河北町の西里小学校が学校として初めて実施したもので、児童全員が、2階に集合し保護者が迎えに来るまでの流れを確認しました。
この小学校の学区内では、5月11日、児童が登校する前の早朝に、クマが目撃されています。被害は確認されていませんが、学校では、警戒を強めています。
訓練のあと、仙台市にある「東北野生動物保護管理センター」の技術員が講師となり、全校児童60人に対し、クマから身を守るための方法などを指導しました。
講師の佐藤さんは児童に対し、「クマは人がいるとわかると近づいてこない」と説明し、登下校の時には、音を出すためのクマ鈴などを持つことを提案しました。その上で、万が一、クマと遭遇した場合はクマを驚かせないよう優しく声をかけながら背中を見せないでゆっくり逃げるなど、具体的な行動の方法を実践しながら教えていました。
児童4人「クマ鈴とかで自分の存在をクマに知らせるということがわかった。子グマと親グマが一緒にいると母クマが子グマを守ろうとするから危険だなと思った。クマがもし出たら落ち着いた行動をとりたい。ゆっくり逃げたらいいとわかった」
河北町立西里小学校 斎藤恒治校長「子どもたちが身を乗り出して話を聞いているのが見受けられた。クマと遭遇するケースは命に関わること子どもたち自身も自分ごととして捉えてほしい」
特別授業は、クマの目撃情報が県内でも相次ぐ中、県が講師を委託しました。今後も、希望する学校に対し、専門家を派遣していくということです。
