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 ◇第98回全国選抜高校野球大会第7日 2回戦 智弁学園(奈良)―神村学園(鹿児島)(2026年3月25日 甲子園)

 智弁学園(奈良)が延長10回の激闘を制し5年ぶりの8強入り。今秋ドラフト候補に挙がる最速149キロ左腕・杉本真滉(まひろ)投手(3年)が延長10回143球を投げ、4安打1失点に抑えてチームを勝利に導いた。

 立ち上がりの初回に1失点したものの、2回以降は、140キロ台の直球にチェンジアップなどを交ぜ、スコアボードに「0」を並べた。無死一、二塁から始まるタイブレークの延長10回は1死二、三塁の一打逆転サヨナラのピンチを背負ったが、無失点で切り抜けて勝利の雄叫びを挙げた。

 21日の1回戦・花巻東(岩手)では3安打完封。2試合連続完投となった杉本は「初回、自分の立ち上がりの悪さで1点取られてしまった。でも、野手が1点ずつコツコツと取ってくれたので、自分がそれを守り抜かないといけないなと思ったので必死に投げました」と笑顔。調子は良くなかったと明かし、1失点完投は「打たせて取る投球を心掛けました。絶対に負けたくないという気持ちが前面に出た結果」と振り返った。

 同じ神戸中央シニア出身の神村学園・家木杏史(3年)との対戦については「久しぶりの再会なので、中学の頃を思い返し楽しみながら投げました」と表情を緩め、準々決勝に向け、「全試合、自分が投げるという気持ちで挑んでいる。中1日とか関係なく自分のピッチングをできたらと思っています。自分ひとりでは勝てないので、チーム一丸となって1つの勝利に向かって頑張りたい」と表情を引き締めていた。

 ◇杉本 真滉(すぎもと・まひろ)2008年(平20)7月8日生まれ、兵庫県明石市出身の17歳。小1から枝吉パワーズで野球を始め、野々池中では神戸中央シニアに所属。智弁学園では1年夏に背番号18でベンチ入りし、同秋から背番号1。甲子園には1年夏以来2度目の出場。50メートル走6秒9、遠投90メートル。1メートル77、86キロ。左投げ左打ち。