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 難敵左腕攻略の先頭に立つ。侍ジャパンの鈴木はベネズエラ先発のR・スアレスに対し、通算6打数2安打2四球、打率・333と好相性。「あんまり対戦しているイメージがないのであまり覚えていない」と話したが、警戒しすぎずに打席に向かう。

 フィリーズで2年連続12勝をマークし、昨オフFAとなり5年総額1億3000万ドル(約208億円)でレッドソックスに移籍した左腕。スライダー、チェンジアップなど多彩な変化球でゴロを打たせる投球で、左打者が多い侍打線には脅威となる。だからこそ右打者が攻略の鍵で、特に対戦経験もある鈴木への期待は大きい。

 決戦に向けても冷静だった。「みんな豪快なので、それを見て自分たちもそうなると、どうしても淡泊になる。独特の雰囲気になると思うので、あまりそこに惑わされないように」と地に足を着けた戦いの重要性を強調した。同学年の大谷と並び打線の核。7日の1次ラウンド韓国戦では、3点を先制された直後の初回に2ランを放つなど、流れを変える役割を果たしてきた。

 「相手に合わせることなく、僕たちは僕たちなりの、今までやってきたスタイルの野球をしっかりやれれば勝負になる。簡単な相手ではないので、粘り強くやっていければいい」。侍が誇る最高の右打者が連覇への関門に、静かに闘志を燃やした。(小野寺 大)