新年を迎え、「今年こそは家計を整えたい」と思っている方も多いのではないでしょうか? 「じつは1月は、ムダ遣いを減らして貯金体質に近づくのに絶好のタイミングだと考えています」と語るのは、元銀行員でFP2級のESSEonlineライター・谷ノ内真帆子さん。谷ノ内さんが毎年1月に実践している、家計と家の整えルールについて、詳しく教えてもらいました。

ルール1:財布とレシートを整理して「現状把握」

年末年始は、帰省やイベント、初売りなどで、普段よりもお金の動きが激しくなる時期です。気づけば、財布がレシートでパンパン…なんてことも。

筆者は、正月休みを終えた頃から、この「お金の入り口」である財布をリセットすることから始めます。

というのも、銀行員時代、1円の差異も許されないシビアな環境で働いていたこともあり、筆者は「現状を正確に把握すること」をなにより大切にしています。

家計管理も同じで、「お金の入り口」である財布の中身をすべて出し、レシートを整理すると、「なににいくら使ったか」が見えてきます。

・不要なレシートは捨てる
・期限ぎれのクーポンや使わないポイントカードを抜く
・今現在の「正確な所持金」を確認する

直視するのは少し勇気がいりますが、これをやるだけで、なんとなく使ってしまう「不明金」が減り、気持ちまでスッキリ。

財布を整えることは、自分のお金を大切に扱う意識をもつことにもつながる、と考えています。

ルール2:新しいものを1つ買ったら、2つ手放す

初売りやセールでは、服や下着、日用品を新調することも多いのですが、筆者にとって、新しいものが入ってくるときは、古いものを手放す最高のタイミング。「1つ買ったら、2つ手放す」というルールを意識しています。

たとえば、新しいニットを1着買ったなら、ヨレてしまった古い服を2着手放す。こうすることで、クローゼットに「余白」が生まれます。じつは、この「余白」こそがムダ遣い防止のカギ。スペースに余裕があることで、自分がなにを持っているかがひと目でわかるように。

「似たような服をまた買ってしまった」という失敗を防げるだけでなく、ものの循環がよくなることで、ひとつひとつの持ちものをより大切にできるようになりました。

無理に捨てるのではなく、「今までありがとう」と感謝して手放すことが、心地よい暮らしにつながっていると実感しています。

ルール3:クーポン類はカレンダーでスケジュール管理

片付けをしていると、引き出しの奥から「福袋に入っていたクーポン」や「期限つきの金券」が出てくることはありませんか? 「いつか使おう」と思って忘れてしまい、気づいたら期限ぎれ…。これは、実質的にお金を捨てているのと同じで、とてももったいないこと。

筆者は、金券やクーポンを手に入れたら、すぐにカレンダーや手帳に「この日までに使う」という予定を書き込むようにしています。

・外食の優待券は「週末の家族ランチ」の予定として書き込む
・コーヒーショップのチケットは「自分へのごほうび日」にメモ
・期限の1週間前にもアラートを書いておく

こうして「いつ使うか」を決めてしまうことで、期限ぎれの悲劇を防げるだけでなく、未来の楽しみを予約することにもなります。もちろん、無理にクーポンを使うために外食を増やすのは逆効果。使う予定がないものは潔く手放すのも、家計管理の大切なルールと考えています。

賢く管理することで、家計に負担をかけずに家族や自分の「お楽しみ」を増やすことができますよ。

このように、筆者は、1月に財布やクローゼット、そして期限つきの金券を整えています。家計だけでなく心の余裕も生まれるので、とてもオススメです。

「あれもこれもしなきゃ」と気負わず、今の暮らしを少しだけ見直すことが、1年後の大きな成果につながると実感しています。