ついついあとまわしにしてしまう片付け。「まずは『なぜ片付けが進まないのか?』を知ることが大切です」と話すのは、片付け訪問サービスを行う整理収納アドバイザーでESSEフレンズエディターの宮入京子さん。ここでは、多くの人が片付けを先延ばしにしてしまう理由と、すぐ片付けられるようになる方法について語ります。

なぜ片付けをあとまわしにしてしまうのか?

私たちは日々の家事や仕事、家族のこと…目の前の「やるべきこと」に追われています。片付けは、すぐにしなくても毎日生活はできるし、困るわけではない。だからついあとまわしになってしまうのです。

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ですが、片付けをあとまわしにすることでものが増え、探しものに時間がかかってしまうなど、じわじわとストレスになっていきます。つまり片付けは「緊急ではないけど重要なこと」。放置すると、あとで負担となって自分に返ってくるものです。

片付けをあとまわしにしてしまう理由は、主に下記が考えられます。

⚫理由1:時間がかかると思いこんでいる

「片付けは時間がかかる」と思いこんでいると、あとまわしになりがちです。休みの日や時間があるときに一気に片付けようと思って先延ばしになるのです。しかし先延ばしにすると、ものがたまって、片付けに時間がかかります。時間がかかると「片付けは時間がかかるものだ」と思いこんでしまい、「ものがたまってから取りかかる」という悪循環ができてしまいます。

完璧主義な人ほど「一気に全部片付けないと意味がない」と思いこんで、結局スタートがきれないケースが多いです。

⚫理由2:どこから手をつければいいのかわからない

あまりにも部屋が散らかっていると、どこから手をつければいいのかわからなくなります。

とくにものが増えすぎると、その状況を目の前にして、拒否反応を起こしてして手をつける前から「もういいや…」とあきらめてしまいがちに。

すぐに片付けられるようになる対策法

片付けをあとまわしにせず、すぐに片付けられるようになるようになるアイデアも紹介します。

●対策1:考えるより手を動かす!まずは小さなエリアから

どこから手をつけていいかわからないときは、玄関やキッチンの引き出し1つだけなど、どこか簡単そうな場所から手を動かしてみてください。行動することで、不思議とモチベーションも上がっていきます。

5分でもいいので、今日できることから始めてみましょう! 短時間でも続ければ、確実に部屋がすっきりしていきます。

●対策法2:定位置(ものの住所)を決める

「なにをどこに収納すればいいのかわからない」という迷いも、片付けがおっくうになってしまう要因のひとつです。

片付ける場所=定位置)が決まっていて、すぐ戻せる仕組みをつくっておけば、スムーズに片付けができるはず。そのような環境は片付けを習慣化できるので、大がかりな片付けの時間をとる必要がなくなります。

●対策法3:理想の暮らしをイメージする

片付けが進まないのは「ゴール」が見えていないからかもしれません。まずは、理想の暮らしをイメージすることから始めてみましょう。

たとえば、「すっきり片付いたリビングのイスでコーヒーを飲みながら読書をしたい」「癒やしの音楽を流し、アロマの香りに包まれてヨガをしたい」など、明確なイメージを描いてみてください。

片付けは理想の暮らしを手に入れること。「こんな暮らしがしたい!」とワクワクする未来をイメージすれば、自然と片付けのモチベーションも上がり、行動につながります。

片付けは「未来の自分へのプレゼント」

片付けは、ただものを減らすだけではありません。これからの人生を「もっと心地よく」「もっと自由に」過ごすための準備なのです。あとまわしにせず、コツコツ片付けをしておくと、必ず未来の自分が「やっておいてよかった!」と思うでしょう。

片付けを「今の自分の負担」ではなく、「未来の自分を助けること」と考えると、楽しく取り組めそうですね。