ミスタータイガース掛布雅之氏 吉田義男さん偲ぶ「守る野球の教えが僕を作った」

掛布雅之氏が「偲憶 阪神タイガース 吉田義男さん 掛布雅之の憧球」と題した動画で、阪神タイガースの名監督である吉田義男氏への想いを語った。掛布氏は、吉田氏を「野球の基礎を作ってくれた恩人」と称し、彼から受けた指導や思い出を振り返った。

動画の冒頭では、掛布氏が伊丹空港に到着した際に吉田氏の訃報を知り、驚きを隠せなかったと語る。「野球の基礎を僕に作ってくれた」と感謝の言葉を述べ、吉田氏の存在が自身の野球人生にどれだけ影響を与えたかを感慨深く振り返った。

吉田氏との出会いについて、掛布氏は特に2年目のプロシーズン中のことを強調。「吉田監督の時にレギュラーにしてもらった」と語り、吉田氏の指導のおかげで守備の大切さや攻撃的な守備姿勢を学んだことを振り返った。吉田氏は「守る野球が本来攻撃するリズムを作る」との教えを大切にし、それが掛布氏の野球人生において大きな影響を与えたという。

さらに、掛布氏は吉田氏から受けた指導が自身のキャリアを形成したと話す。「吉田さんの厳しい攻撃的な守りの野球が僕の野球を築き上げてくれた」と述べ、吉田氏の理念が自分を支えていたことを明かした。また、吉田氏の過去のエピソードについても触れ、「吉田さんはおしゃれで、素晴らしい監督だった」と懐かしむ場面も見られた。

動画の締めくくりに掛布氏は、「吉田さんには感謝の気持ちしかない。ゆっくり休んでください」と感謝の言葉を述べ、吉田氏への思いを再び語った。吉田氏の教えが掛布氏の野球人生において大きな支えとなったことが窺える内容であった。