【ライブレポート】結成25周年記念『いきものがかり路上ライブ at武道館』大盛況で終了

2024年11月3日 18時45分

■新曲「会いたい」や話題のドラマ主題歌「ドラマティックおいでよ」をライブ初披露！スペシャルゲストに小田和正も登場

1999年11月3日のグループ結成から今年25周年を迎えるいきものがかりが、その前日となる11月2日に、グループとしては9年ぶり、Voの吉岡聖恵とGt＆Pianoの水野良樹の2人体制では初となる武道館公演を行った。

自らの原点である「路上ライブ」をコンセプトに、全国各地のショッピングモールで弾き語りフリーライブを繰り広げた「いきものがかり路上ライブ～あなたの街でお会いしまSHOW!!～」の締めくくりとなる武道館公演。ステージ上に町の風景の一角のようなセットが組まれるなか、各地で歌い続けてきた新曲「会いたい」を弾き語りで披露。

ライブで定番となっている「こんにつあー！」のコール＆レスポンスを交えたMCを挟みながら、「Sing！」「ありがとう」「ラブソングはとまらないよ」「Good Morning」「夏空グラフィティ」などのヒット曲や、インディーズ時代から歌い続けている「赤いかさ」「くちづけ」などを披露し、グループが歩んできた25年という時間を体感できるステージが繰り広げられた。

続くブロックでは春夏秋冬をテーマに春をイメージした間奏曲から夏の「コイスルオトメ」、秋の「あなたは」、冬の「SNOW AGAIN」を披露。路上ライブならではの季節の彩りを感じさせるステージが繰り広げられた。

「ここから盛り上がっていけますか～！」という水野の呼びかけを合図に、日本テレビ系日曜ドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」主題歌として話題の新曲「ドラマティックおいでよ」をライブ初披露。ドラムスのサポートメンバーも加わり、「気まぐれロマンティック」「ブルーバード」「じょいふる」と代表曲の連発に場内も盛り上がる。

ボーカルの吉岡から25周年への思いとファンへの感謝の言葉が送られ、インディーズ時代からファンに愛されている「からくり」、そして「会いたい」のスペシャルムービーと「誰か」の編曲などでいきものがかりと縁の深いスペシャルゲスト・世武裕子やサポートメンバーと共に「会いたい」を唄いあげてライブ本編を締めくくった。

ファンからのアンコールに応えて再びいきものがかりが登場すると、水野の「ひとり、尊敬する方が特別に駆けつけてくれました」との呼び込みと共に、スペシャルゲストとして小田和正が登場。そしてデビュー曲「SAKURA」を小田和正のテレビ特番「クリスマスの約束2006～message～」以来となる3人でのコラボパフォーマンスで披露。そして「いい歌をいっぱい書き続けて、聞かせてください」という小田和正からのエールの言葉から、オフコース時代の名曲「君住む街へ」を3人で唄い、会場は大きな熱気に包まれた。

最後は1stアルバム『桜咲く街物語』に収録の「タユムコトナキナガレノナカデ」を唄い、25年間の歩みを感じさせるステージが締めくくられた。公演中には2025年初夏よりアリーナツアーを開催することも発表された。

なお本ライブの模様は、12月5日より12月19日まで各配信サービスにてアーカイブ配信が決定。『情熱大陸』が制作するドキュメンタリー映像や生配信では放送されなかったアンコールも配信予定となっている。

PHOTO BY 岸田哲平／Teppei Kishida

＜セットリスト＞
01.会いたい (2人 ver.)
02.Sing!
03.ありがとう
04.ラブソングはとまらないよ
05.Good Morning
06.夏空グラフィティ
07.赤いかさ
08.くちづけ
09.コイスルオトメ
10.あなたは
11.SNOW AGAIN
12.ドラマティックおいでよ
13.気まぐれロマンティック
14.ブルーバード
15.じょいふる
16.からくり
17.会いたい (REC ver.)
18.SAKURA（with 小田和正）
19.君住む街へ（with 小田和正）
20.タユムコトナキナガレノナカデ