Netflix映画「武道実務官」キム・ソンギュン“うちの子はキム・ウビンのアクションに熱狂した”

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「役者は、誰かに呼んでもらう職業じゃないですか。仕事があり、作品があるという事実に感謝しています。仕事がたくさんあるときに、キャリアをしっかりと積んでいきたいです」

俳優のキム・ソンギュンが最近、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)の、あるカフェで行ったNetflix映画「武道実務官」のインタビューでこのように言及した。彼は、働き続けられる原動力は家族であり、様々な役で視聴者に会いたいと話した。

最近、Netflixで配信された映画「武道実務官」は、テコンドー、剣道、柔道の合計9段を所持するイ・ジョンド(キム・ウビン)が、保護観察官キム・ソンミン(キム・ソンギュン)の提案を受け、電子足輪を付けた対象者を24時間監視し、犯罪を阻止する“武道実務官”の仕事を始め、繰り広げられる物語を描いたアクションコメディ映画だ。

同作は、公開から3日でNetflixのグローバルTOP10映画(非英語)部門で1位を記録し、高い人気を証明した。また、ブラジル、ドイツ、日本、香港、シンガポール、タイを含む計58ヶ国でTOP10以内にチャートインする成果を達成した。

キム・ソンギュンは、人気を実感しているかという質問に「とても嬉しいです。家で観る映画という点で心配しましたが、面白く観られる作品で自信がありました」とし、「うちの子たちは僕の登場より、キム・ウビンのアクションに熱狂しています」と答えた。

彼は、キム・ジュファン監督の前作「ミッドナイト・ランナー」「ブラッドハウンド」を観て、出演を決心したという。シナリオを読んで、キム・ジュファン監督ならではのリズミカルな演出を感じたといい、「シナリオが生きている感じがして、出演を決心しました。キム・ウビンも評判がよく、演技力も素晴らしい俳優なので、便乗しようと思いました」と語り、笑いを誘った。

キム・ソンギュンは、キム・ウビンを絶賛した。彼は「ウビンは俳優の間でも、素敵な人として有名です」とし、「下見のため訪れた保護観察所の駐車場で初めて会いましたが、彼の第一印象は『大きい』『しっかりしている』でした」と話した。

また、「心強く信用できました。人の言うことをよく聞いてくれます。一緒にいると楽なので、何でも言ってしまいます。経済から時事教養、映画の話まで色々と話し、つい育児の話までしてしまいます(笑)」とも明かした。

キム・ウビンは同作のインタビューで、キム・ソンギュンについて素敵な大人と評価した。これに対してキム・ソンギュンは「僕に対するウビンの評価が高すぎます。なので、悪い姿は見せられませんね」とし、「『もっと良い姿を見せないと』と考えるようになります」とユーモアを交えて話した。

彼が演じたキム・ソンミンは、イ・ジョンド(キム・ウビン)を正しい道へ引っ張る人物だ。目標がなく、面白さだけ追及していたイ・ジョンドを、武道実務官の世界へ引き入れた張本人でもある。

「ウビンが演じるジョンドは、ヒーローとして成長するキャラクターです。自分の才能で誰かを助け、社会に貢献します。ソンミンは、平凡な若者を正しい道へ引っ張り、方向性を教えてあげるメンター(良き指導者)で兄のような存在です」

映画「隣人-The Neighbors-」の悪役から、Disney+オリジナルシリーズ「ムービング」の善良な役まで、キム・ソンギュンはジャンルを問わず活躍している。彼は「一つのイメージにこだわるには、僕の能力がまだ足りていないと思います。すでに悪役で有名な役者が多いので、僕が悪役で有名になるためには特に目立たないといけないんです」とし、「そのような自信はまだないため、様々な役に挑戦しています」と謙遜な姿勢を見せた。