脳科学者が説く「おじさん化」への警鐘、少年のような心の若さを保つ秘訣

脳科学者の茂木健一郎氏が、自身の配信で「少年の心、おじさんの心」と題し、年齢に関係なく心の状態についての考えを語った。茂木氏は「70歳になっても80歳になっても少年は少年」と述べ、年齢によらず好奇心を持ち続けることの重要性を強調。「心の動脈硬化」にならないよう、自己を戒めることが大切だと語った。

茂木氏は、「男性は年齢を重ねると社会的地位を得て、周りから特別扱いされがちだが、その結果、自分が偉いと勘違いしやすくなる」と指摘。その上で、「マウンティングが習慣になってしまうと、心がしなやかでなくなり、少年のような好奇心を失ってしまう」と、自身が苦手とする姿勢について述べた。

また、茂木氏はプロフェッショナル仕事の流儀で共演した木村秋則さんや、解剖学者の養老孟司さんの話を交え、「彼らは年齢を超えて少年のような好奇心を持ち続けている人物」との印象を語り、その生き方を称賛した。「心の若さを保つためには、知らないことを認め、常に学ぶ姿勢を保つべき」と語る。

締め括りに茂木氏は、「少年の心は特定の年齢を指すものではなく、心の状態を指す」とし、「これからも少年の心を持ち続け、口喧嘩もしないように（笑）気をつけて生きたい」と決意を語った。