タランティーノ監督、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『Dune』は観ない リメイクしすぎだ

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 アカデミー賞10部門にノミネートされ、見事3賞を獲得するなど、高い評価を得たドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『DUNE/デューン 砂の惑星』。しかしクエンティン・タランティーノ監督は、映画オタクとして知られるにも関わらず、観るつもりはないそうだ。

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 現地時間10月29日配信のポッドキャスト『The Bret Easton Ellis Podcast(原題)』に出演したタランティーノ監督は、「(デイヴィッド・リンチの)『デューン/砂の惑星』は2、3回観た。あの物語をまた観る必要はない」とつれなくコメント。「サンドワームはもういいし、“スパイス”って言葉をそんなにドラマティックに使う映画を観たくなんてない」と語った。

 とはいえ、ヴィルヌーヴ監督の作品に問題があるわけでなく、リメイク作品に対して思うところがあるそうだ。「リメイク作品が次々作られる。『Dune』は観たか、『リプリー』は観たか、『SHOGUN』は観たかと聞かれるが、否定して回ってる。『リプリー』を基にした作品は6、7つあるけれど、何ですでに観たことのある作品を作るんだ」と話し、「前に2作品観たけれど、どっちのバージョンも好きじゃなかったから、3度目には全く興味がない。別の話なら興味が湧くけれど」と続ける。

 また、真田広之が主演し、エミー賞を総なめにした『SHOGUN 将軍』についても語る。「80年代に(三船敏郎が主演した)『将軍 SHŌGUN』を13時間全て観た。あの物語をまた観る必要はない。どんな作品になっていようと関係ないよ。タイムマシンで中世の日本に連れて行ってくれたって関係ない。もうあの話は観たんだ」と明かした。

 なおスティーヴン・スピルバーグ監督は、ヴィルヌーヴ監督の『DUNE/デューン 砂の惑星』を絶賛。「今まで見た中で最も素晴らしいSF映画の一つを作った」とヴィルヌーヴ監督を称賛していた。