XFN-ASIAによると、台湾の電子機器大手、明基電機(BenQ、ベンキュー)が、上海にある携帯電話部門の明基電機・エレクトロニクス(上海、浦東)を中心に約300人を削減するもようだ。オリエンタル・モーニング・ポスト紙が伝えた。すでに30人以上が削減されており、今週中にも別の300人が対象になる見通し。

  両拠点はかつての独電機大手シーメンスの携帯電話部門。明基電機が昨年同事業を買収した。明基電機は先ごろ、携帯電話機製造のドイツ子会社ベンQモバイルで、事業継続のため約2000人の従業員を解雇する方針を決めたと伝えられている。

  明基電機は昨年、独電機大手シーメンスの赤字部門だった携帯電話子会社を買収し、ベンQモバイルとしたが、9月29日に同子会社の経営権を放棄し、法的整理手続きを申請しているという。【了】