世界初の“食べられるコンクリ”を研究 100%食品廃棄物から作る新素材 町田紘太さんの奮闘【アスヨク!】
“世界初の新素材”が東京大学生産技術研究所で作られていると聞いて取材班が向かうと…
スタッフ:
全部原料は小松菜です。100%食品廃棄物から作る新素材です
野菜工場などから出る廃棄食材から作った100%植物性のプレートです。
fabula代表 町田紘太さん:
これが白菜でできたボードで(叩いてみると…)コンコンコン。これぐらいだったら人が乗っても多分大丈夫です。白菜だったら(強度は)コンクリートの4倍あります
白菜だけで作ったこの素材の強度はコンクリートの約4倍。この“食べられるコンクリ”を開発したのはfabula代表の町田紘太さんです。
食材を乾燥、粉砕し、特殊な熱を加えることでコンクリート以上の強度を持つ素材を作り上げました。
町田紘太さん:
ゴミと言われる未利用資源はたくさんあってそういうものを全部価値に変えて、みんなにとっての欲しいプロダクトに変えていく
少年時代から環境問題に関心があった町田さんは東京大学でコンクリートを研究。
「食べられるコンクリートがあれば面白い」と食品廃棄物から、器や建設用の資材など様々なものづくりをしてきました。
町田さんが描く未来とは何ですか?
町田紘太さん:
新しい選択肢を増やしていくことが、より豊かな未来につながると思っているので全部資源として使えるという、いい環境を作っていきたいと思っている
建材としての利用を目指す“食べられるコンクリ”。
選択肢を増やし、豊かな未来の実現に向け、町田さんの研究はあすも続きます。
(イット! 10月15日放送)