脳科学者の視点で見るバイデン大統領の「トランプ支持者はゴミ」発言

「バイデン大統領の『トランプ支持者はゴミ』発言について」と題した動画で、脳科学者の茂木健一郎氏が自身の見解を語った。茂木氏は、アメリカのバイデン大統領がトランプ支持者を「ゴミ」と表現したことに触れ、「ゴミも役に立つよ」と主観に基づいた価値観の押しつけを批判した。

茂木氏は、この発言がもつ問題は「一つの価値観で何かを決めつけることの危険性」にあるとし、「ゴミやクソと言われても、それが一部の生態系にとって重要な役割を果たすことがある」と食物連鎖や環境保護の視点から解説した。そして、「進歩的な価値観が唯一無二のものではない」として、多様性と包摂の重要性を力説。

また、日本におけるリベラルな価値観と保守的な価値観の対立を引き合いに出し、「生態系の観点から見ると、政治においても多様な価値観が受け入れられるべきだ」と指摘。自身はリベラルな立場をとりつつも、他の価値観の排除は許されないと強調した。

動画の締めくくりに茂木氏は、「ゴミだって生きている」とバイデン氏への皮肉を述べ、「全体として多様性を支持することが重要だ」というメッセージで動画を締めた。