バロンドール投票で2位終わったヴィニシウス。(C)Getty Images

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 レアル・マドリーに所属するブラジル代表のヴィニシウス・ジュニオールは、今季のバロンドール受賞が有力視されながらも、サッカー界最高の個人賞に及ばなかった。

 ラ・リーガとチャンピオンズリーグで優勝に大きく貢献し、最有力候補と言われていたヴィニシウス。だが、トロフィーを掲げたのは、マンチェスター・シティでプレミアリーグを制し、スペイン代表でもEURO2024で優勝したロドリだった。

 これに異を唱えたのが、ブラジル代表のチームメイトであるリシャルリソンだ。自身のSNSにこう綴っている。

「今日、サッカーを愛するすべてのブラジル人は、久しぶりに世界最高の賞を同胞が受け取るのを期待して目を覚ました。残念ながら、誰も理解できない基準のために、受賞はならなかった」
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 トッテナムのストライカーは、「勘違いしないでほしい。ロドリは素晴らしい選手だ。ベストのひとりとなるにふさわしい」としつつ、怒りを露わにしている。

「でも、ヴィニがこのバロンドールを受賞しなかったのは恥ずべきことだ。今日敗れたのはサッカーにほかならない」

 また、同じくセレソンのルーカス・パケタ(ウェストハム)もこんな言葉を投稿した。

「自分のどんな勝利よりも君を称賛し、応援している。君の物語や、君がどういう人になったかを称賛している。君がベストだ。そうではないと彼らが言ってもね」

 同胞の“落選”に到底納得がいかないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部