レッドカーペットに登壇した「十一人の賊軍」の出演者ら(カメラ・頓所 美代子)

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 第37回東京国際映画祭が28日、開幕し、映画「十一人の賊軍」(11月1日公開、白石和彌監督)にダブル主演する俳優・山田孝之(41)、仲野太賀(31)が東京・日比谷で行われたオープニングセレモニーに出席した。

 レッドカーペットのトップバッターに、山田ら賊軍たちが“襲来”。劇中ではダーティーな風貌(ふうぼう)で戦場を暴れ回っているが、この日はシックな衣装で登壇し沿道の観客たちを沸かせた。

 戊辰戦争中の新発田藩(現在の新潟県)を舞台に、11人の罪人たちが「決死隊」として砦(とりで)を守る役目に就く集団抗争劇。山田は自身の役柄を「私はただ逃げているだけの役です」とちゃめっ気たっぷりに明かし、「時代劇ですけど、現代にも重ねて見ていただける作品」とアピールした。

 オープニング作品として上映され、白石監督は「ワールドプレミアを迎えられ、心から感謝しています。世界に届けたい映画です。名もなき侍の魂の叫びと生きざまを見届けてほしい」と力を込めた。

 イベントには女優の米倉涼子(49)、綾瀬はるか(39)、俳優の松坂桃李(36)、KAT―TUNの亀梨和也(38)ら国内外から約210人が登場した。