阪神・岡田彰布前監督

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 阪神の岡田彰布前監督(66)が28日、甲子園のクラブハウスを訪れた。報道陣の前に姿を見せるのは今季最終戦となった13日のCSファーストS・DeNA戦(甲子園)以来。到着したタイミングで偶然、後任の藤川新監督と対面し、「上まで一緒に」と声かけられると「ここでええよ」と笑顔で返す場面もあった。

 岡田前監督はCS前に風邪で体調を崩し、シーズン終了後のオーナー報告や退任会見は見送られた。体力は徐々に回復。施設内には約1時間滞在し、球団スタッフらと語らい、トレーニングルームではバイクをこぐなどして体を動かしたという。

 球団関係者は「見ての通り元気です」とホッと一安心。午後3時5分、駐車場で待ち受けていた報道陣を見つけると「(駐車場の取材時間は)3時までやぞ!」と元気に“岡田節”も披露した。

 阪神の監督に復帰した昨季はリーグ優勝と日本一を達成。今季は2位に食い込んだが、CSで2連敗した。今季限りで退任となり、球団は功労者として新ポストを用意。来季からフロント入りすることが決まっている。