三相電機、今期経常を一転赤字に下方修正

写真拡大

 三相電機 <6518> [東証S] が10月28日大引け後(15:30)に業績修正を発表。25年3月期の連結経常損益を従来予想の2億5000万円の黒字→1億5000万円の赤字(前期は7億9600万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
 同時に、4-9月期(上期)の連結経常損益も従来予想の4000万円の黒字→7600万円の赤字(前年同期は6億1000万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第2四半期(中間期)連結の業績は、半導体製造装置用ポンプの受注は回復傾向にあると判断しておりました。しかしながら半導体需要は、生成AI関連を中心に一部に回復の兆しがあるものの、依然として半導体製造装置メーカーでは在庫を抱える状態であり、当社製品である半導体製造装置用ポンプの受注は想定を下回りました。中長期的には情報通信技術の拡充にともなうデータ社会への移行や脱炭素社会への取り組みなどを背景に、半導体市場はさらなる成長が期待されますが、先行きの不透明感から回復時期は見通し難い状況が続いています。 また、産業機械向けモータは、世界的な金利上昇や中国景況感悪化を背景に企業の設備投資の減少や生産調整により、売上高は当初の業績予想を下回る結果となりました。 この影響を反映し、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は、当初の業績予想を下回る見込みであります。 通期連結業績予想につきましても、第2四半期(中間期)連結業績予想をふまえて売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益について、それぞれ修正いたしました。※業績予想につきましては、本資料発表日現在で入手可能な情報に基づいて算出しております。実際の業績は今後の様々な要因により業績予想数値と異なる場合があります。