「シリーズを左右すると思った」「来年は開幕からやってもらいましょう」 敵地2連勝で本拠地に戻るソフトバンク、小久保監督の一問一答
◆SMBC日本シリーズ2024 第2戦 DeNA3―6ソフトバンク(27日、横浜)
ソフトバンクが逃げ切りで2連勝を飾った。初回に山川穂高が先制の1号2ラン。日本シリーズの連勝を14に伸ばした。試合後、小久保裕紀監督の囲み取材での一問一答は以下の通り。
―前半と後半で勢いが入れ替わるような展開。
「うん、全然違ったね」
―逃げ切れた。
「はい。あっち(勝利監督インタビュー)でもしゃべりましたけど、6―0からの展開をひっくり返されたらシリーズ(の行方)を左右すると思ったので。(7回は)モイネロを桑原のところから尾形(に交代)という選択肢もあったんですけど。ランナー出なければ3人目(の桑原も)いかせようというね。あの後、尾形はよく筒香のところを締めましたね。牧のヒットはしょうがないですね。めちゃくちゃ難しいボールだったので」
―初回に山川穂高が先制2ラン。4番が打つと勢いづく。
「初回の2ランは大きかったですよ。浮いてきた1球の甘いボールを仕留めて。そのあと(4回)もタイムリー。あと牧原(大)が(3回)ノーアウト満塁の最初の打者がかえせないというところで、(1死後に)牧原がよく打って。非常に前半は楽な展開で進めることができましたね」
―山川はCSでも3本塁打。顔つきが変わった。
「映像を見直していたらね。なんかこうゾーンに入っているような目はしていますよね。来年は開幕からシーズンやってもらいましょう」
―オスナは第1戦で30球以上投げていた。
「まあ実際、昨日も言ったけど(9回に)3点入るのはなかなか難しいので。今日は本当のセーブシチュエーションなので」
―3回の(甲斐の)犠牲フライで柳町達が生還した。
「いや、あれは普通のプレーです。あれでかえれなかったらなかなか1軍では厳しいです。ただ普通のプレーです」
―モイネロの(5回の)打球直撃はベルトの上。
「本当にベルトの上だったみたいで。多分あざにもならないかもしれない」
―その後、連打もあったが。
「それは全然関係ないです。影響は関係なく。たまたま若いカウントから狙われたというだけですね」
―6回はモイネロの打席からだったが、続投させた。
「そうですね。もちろん杉山、尾形も十分計算できるピッチャーなんですけど、やっぱり今年1年、あれだけのイニングを投げてきた。うちのホークスのある意味、カーター(スチュワート)入れての3本柱ですが、(その中の)2本柱なので。カード頭、カード頭のピッチャーなので、なかなか5回、6回では普通にいけば代えないですね」
―8回に代打起用したダウンズは思い切りのいい打撃だった。
「そうですね。来週、左(投手)が予想されるので1回立たせておこうかなと」
―9番モイネロは右打席でバントも。
「ね。右打席でバント、左で振りにいってね。あんな(バント)シフト敷かれた中で、よく決めたなと思いましたけど」