自民大敗の公算大に

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衆院選の投開票日となった2024年10月27日、東京7区から出馬した丸川珠代氏が、落選確実となった。

丸川氏は、政治資金収支報告書に不記載があった議員のひとりで、比例の重複立候補は認められなかった。同様に「裏金問題」を指摘された立候補者のうち、閣僚経験者など「大物」の落選確実が続出している。

元文科相、元総務相も議席失うもよう

丸川氏は選挙戦期間中、街頭演説で「どうかお助けください!」と涙ながらに訴え、Xを中心にインターネット上で話題になった。だが、投票締め切りの20時からテレビ各局で選挙特番が始まると、比較的早い時間に丸川氏の落選確実が伝えられた。

テレビ朝日アナウンサーから国会議員に転身した丸川氏。2021年には東京五輪・パラリンピック担当相を務めた。同氏のように裏金問題を指摘された閣僚経験者が、今回の選挙では続々と落選確実になっている。

自民党から公認を受けられなかった、元文科相の下村博文氏(東京11区)と元復興相の高木毅氏(福井2区)、また公認された元総務相の鈴木淳司氏(愛知7区)が、議席を失うもようだ。複数のメディアが伝えている。

閣僚経験者以外では、「ヤンキー先生」として知られる義家弘介氏(神奈川16区)も、落選確実となった。