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厳しい戦いとなっている自民党本部から、中継で様子を伝えてもらいます。

自民党本部の4階にいます。この奥の部屋に、石破総裁など幹部が集まっています。

石破総裁は、27日午後7時半頃に厳しい表情で党本部に入りました。この選挙戦の状況に、石破首相は周辺に対して「厳しい戦いだ」と話しているということです。自民党と公明党の与党で過半数を割った場合、焦点となるのは執行部の責任論です。

最新の情報で複数の自民党幹部によりますと、石破首相は少数与党に仮になったとしても続投する意向を周辺に示しているということです。

石破首相は周辺に「野党中心の政権では日本の政治、経済は余計に混乱する」と述べているということです。次に、選挙を仕切った森山幹事長も、今の時点では周辺に続投する考えを示しているということです。

しかし、党内には、特に選挙戦後半で噴出した2000万円問題の責任をとり、森山幹事長の辞任は不可避との見方が多く出ています。自民党幹部の1人も「石破さんも辞めない、森山さんも辞めないではすまない」との認識を示しています。

石破首相も、森山幹事長も、接戦の選挙区も多く、結果が完全に出きってから進退については判断する考えですが、厳しい戦いだったことを受け、執行部の責任を問う声が強まることは必至といえます。