日本維新の会は、拠点の大阪など西日本を中心に議席を獲得する一方、東日本ではいずれも敗北し、「全国政党化」の目標は達成できなかった。

 2025年大阪・関西万博や前兵庫県知事を巡る問題で逆風が吹いた面は否めず、馬場伸幸代表は27日の記者会見で「国民の求めることができていない」と反省の弁を述べた。

 選挙結果を受けた自身の進退については「執行部とよく相談したい」と述べるにとどめた。

 一方、自公政権への参加について、馬場氏は「今のところ全く考えていない」と改めて否定。自民党の派閥裏金事件に触れ、「『政治とカネ』の問題がクリアにならない以上、自公を信用するわけにはいかない」と強調した。

 躍進した立憲民主党との連携にも消極的だ。外交・安全保障や憲法など基本政策で立民内が一致していないと主張。「そういう状況で連立を組めば国が混乱する」と説明した。