第2戦、6回に山本由伸に三振を喫したヤンキースのジャッジ(右、26日)=AP

写真拡大

 米大リーグのワールドシリーズは26日(日本時間27日)、ロサンゼルスでドジャース(ナ・リーグ)とヤンキース(ア・リーグ)の第2戦が行われ、ヤンキースがドジャースに2−4で敗れて2連敗となった。

 2試合でわずか5得点。主砲アーロン・ジャッジのポストシーズンでの不振が際立っている。

 この日の第2戦、3番のジャッジは4打数無安打、3三振でドジャース先発の山本由伸からは2三振を喫した。球種を絞り切れずに、最後はスライダーや落ちる球で仕留められた。九回にヤンキースは上位打線の集中打で1点を返したが、ジャッジはこの日3つ目の三振で、蚊帳の外に置かれた。

 ポストシーズンに入ってこれで11試合で40打数6安打、打率1割5分。本塁打を2本打っているが、複数安打の試合はなく、打点も6にとどまっている。三振が多く、前日に続いて2試合連続の3三振で、11試合で19個。1試合当たりの三振数はレギュラーシーズンの1・08個を大きく上回っている。

 今季レギュラーシーズンで打率3割2分2厘。58本塁打、144打点でリーグ2冠を達成したジャッジは、大リーグ選手会の投票で決めるア・ナ両リーグを通じた年間最優秀選手(プレーヤー・オブ・ザ・イヤー)に選出されたことが26日に発表されたばかり。 大谷翔平と双璧で、レギュラーシーズン50本塁打の選手がワールドシリーズで対戦するのは史上初と喧伝された。2試合で1安打の主砲のバットは第3戦で本拠地のニューヨークに戻って火を噴くのか。ドジャースとしては、このまま最後まで、眠っていてもらいたいはずだが……。(デジタル編集部)