立命館宇治を相手に力投する市和歌山・土井源二郎投手(カメラ・南部 俊太)

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◆秋季近畿地区大会▽準々決勝 市和歌山10―0立命館宇治=6回コールド=(27日・ほっともっとフィールド神戸)

 来春センバツ(3月18日開幕・甲子園)出場校選考の重要な参考資料となる秋季近畿大会の準々決勝が行われた。市和歌山(和歌山3位)は立命館宇治(京都1位)に10―0で大勝し4強入り。22年以来、3大会ぶり9度目のセンバツ出場に当確ランプをともした。

 市和歌山は先発右腕のエース・土井源二郎(2年)が、5回まで無安打無失点の快投。6回に2安打を許したが、1―0で5安打完封勝利した1回戦・三田学園(兵庫3位)戦から2試合連続完封で、チームをけん引した。

 打線は初回2死満塁、6番・川辺謙信捕手(2年)の左前適時打で先制し、続く7番・岸上優一朗遊撃手(2年)の右前適時打で追加点。2点を先取した。

 3回にも川辺の左翼線適時二塁打で1点を追加。4回には1点、5回に一挙4得点で突き放した。

 さらに、6回先頭では川辺が左翼席へソロ本塁打。女房役が4安打3打点の活躍で、エース土井を援護。このイニングでコールド勝ちを決め、聖地行きをほぼ手中におさめた。