ワールドシリーズに登板したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】

写真拡大

7回途中1安打1失点で松坂大輔以来となるWS日本人白星の快挙

【MLB】ドジャース 4ー2 ヤンキース(日本時間27日・ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸は26日(日本時間27日)、本拠地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第2戦に先発し、6回1/3を投げ1安打1失点で勝利投手となった。日本人では2007年の松坂大輔以来、2人目となる快挙。試合後のインタビューで「とにかく今日勝つことができてすごくうれしいです」と喜んだ。

 ワールドシリーズ初登板の山本は初回、先頭のトーレスに四球を与えるも、シーズン58本塁打のジャッジを空振り三振に斬るなど無失点。3回2死からソトに同点ソロを浴びたが、「まだ同点だったので切り替えて次の打者に向かいました」と、その後は安打すら許さなかった。

 7回1死からチザムを迎えたところで降板。ロバーツ監督とガッチリ握手を交わしてハグすると、場内スタンディングオベーションで称えられ「初回からとにかく全力で入りましたし、皆さんの歓声で実力以上のものが出せたと思います」とファンに感謝した。

「先制点を取ってもらえてので、本塁打で追いつかれましたけど冷静に投げることができました」と大舞台でも本来の力を発揮した山本。世界最高峰の舞台でマウンドに上がり「選手としてもすごく幸せに思いますし、とにかくあと2つ全員で勝って、応援してくださっている皆さんに喜んでいただけたらなとも思います」と頂点だけを見据えた。

 また7回の走塁で左肩を負傷したとみられる大谷翔平投手について聞かれると「状態はわからないですけど、戻ってくることを信じています」と話した。(Full-Count編集部)