◆米大リーグ ワールドシリーズ第2戦 ドジャース―ヤンキース(26日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、4戦先勝のワールドシリーズ(WS)第2戦、本拠地・ヤンキース戦に「1番・DH」で先発出場する。WSでは09年の松井秀喜(ヤンキース)以来、日本人2人目の本塁打に期待がかかる。

 25日(同26日)の第1戦では1点を追う8回1死。右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、14年の青木宣親(ロイヤルズ)以来、日本人選手では10年ぶりとなるWSでの安打を記録した。送球エラーが絡んで一気に三塁まで達すると、ベンチに向かって両手を振り上げ「カモーン!」と絶叫し、続くベッツの中犠飛で同点の生還し、試合の流れを取り戻した。

 チームは再び1点を勝ち越された直後の延長10回にフリーマンがWS史上初の逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち、劇的すぎる決着。大谷も大はしゃぎで「最高の勝ち方を1戦目に持って来られたんじゃないかなと思います」と振り返った。

 43年ぶりに実現したドジャースとヤンキースの頂上決戦は「大谷VSジャッジ」のWSとしても注目を集めている。第1戦は3三振のジャッジと明暗が分かれたが、第2戦は果たして―。ド軍の先発は山本由伸投手(26)。日本人投手では3人目のWS先発という大役に向けて「ベストを出し切って、少しでも多くチームに貢献できたら」と意気込んでいた。大谷も山本を援護したいところだ。

【大谷の地区シリーズ(対パドレス)成績】(5試合、20打数4安打、打率2割、1本塁打、4打点、0盗塁)

▽第1戦 7○5(5日=日本時間6日・ドジャースタジアム) 左飛、右本〈3〉、中安、空三振、空三振

▽第2戦 2●10(6日=同7日・ドジャースタジアム) 空三振、一ゴ、投ゴ、空三振

▽第3戦 5●6(8日=同9日・ペトコパーク) 空三振、中安、中飛、見三振

▽第4戦 8○0(9日=同10日・ペトコパーク) 二ゴ、右安〈1〉、四球、四球、空三振

▽第5戦 2○0(11日=同12日・ドジャースタジアム) 空三振、三飛、空三振、空三振

【大谷のリーグ優勝決定シリーズ(対メッツ)成績】(6試合、22打数8安打、打率3割6分4厘、2本塁打、6打点、0盗塁)

▽第1戦 9○0(13日=同14日・ドジャースタジアム) 二ゴ、右安〈1〉、右安、中飛、四球

▽第2戦 3●7(14日=同15日・ドジャースタジアム) 空三振、見三振、一飛、四球、四球

▽第3戦 8○0(16日=同17日・シティフィールド) 一ゴ、四球、右飛、空三振、右本〈3〉

▽第4戦 10○2(17日=同18日・シティフィールド) 右中本〈1〉、四球、四球、四球、二ゴ、見三振

▽第5戦 6●12(18日=同19日・シティフィールド) 右安、四球、左安、空三振、空三振

▽第6戦 10○5(20日=同21日・ドジャースタジアム) 中安、空三振、捕邪飛、中安〈1〉、四球

【大谷のワールドシリーズ(対ヤンキース)成績】(1試合、5打数1安打、打率2割、0本塁打、0打点、0盗塁)

▽第1戦 6x○3(25日=同26日・ドジャースタジアム) 中飛、空三振、遊ゴ、右2、左邪飛