8回、戦況を見つめる三浦大輔監督(手前は空振りの三振に倒れた牧秀悟)(カメラ・中島 傑)

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◆SMBC日本シリーズ2024第1戦 DeNA3―5ソフトバンク(26日・横浜)

 「SMBC日本シリーズ2024」が26日、横浜スタジアムで開幕し、7年ぶりに日本シリーズに進出したセ・リーグ3位のDeNAは、パ・リーグ王者のソフトバンクとの初戦で黒星発進となった。

 先発ジャクソンは4回2/3を投げ、3安打2失点9奪三振の好投。2〜4回には、日本シリーズ最多タイ記録で史上3人目となる5者連続奪三振を記録するなど、試合を作った。中継ぎ陣は中川颯、坂本、佐々木、山崎と細かい継投で無失点で切り抜けたが、9回に6番手・堀岡が3点を失い、5点差に広がった。

 一方、奮闘する投手陣を援護したい打線は、相手先発・有原の前に7回4安打無得点と消沈。2番手・ヘルナンデス以降も反撃の糸口を見いだせずに得点を奪うことができず。9回にオスナから梶原のタイムリーなどで3点を奪い、球団初の完封負けは阻止する意地を見せたが、時すでに遅かった。

 DeNAは今季3位でリーグを終えたが、CSで勝負強さを発揮。巨人とのCS最終ステージは6戦中4試合が1点差という接戦を制し、7年ぶりに日本シリーズに進出した。今年の大舞台は、くしくも当時と同じソフトバンクとのカード。雪辱を期すチームは球団史上3度目、DeNAとしては初となる日本一を狙うが、黒星発進となった。