リビングは、子どもがいるとどうしてもものが増えて、散らかりがち。片づけてもまたすぐ散らかってしまう…そんな悩みを解決する、子どもが自分で片づけできるリビング収納のポイントをご紹介。整理収納アドバイザーで2児の母、hanaさんが詳しく語ります。

ものを使う場所の近くに、収納スペースを設ける

子どもが自分で片づけるために大切なのは、「簡単に片づけできる仕組みをつくること」。そのために気をつけたいポイントの1つ目は「場所」です。

【写真】テレビのリモコンが行方不明にならない収納術

たとえば、リビングで遊んでいるおもちゃの収納スペースが、少し離れた子ども部屋だとします。そうすると、片づけるのが面倒になり、ついリビングに放置してしまいがち。でも、そのままリビングにおもちゃを片づける場所があれば、簡単に片づけられますよね。

このように、子どもがものを使う場所の近くに収納スペースを設けることで、自然と片づける習慣が身につきますよ。

置くだけ、入れるだけ、かけるだけ。シンプルな収納に

子どもが簡単に片づけできる仕組みづくりのポイント2つ目は「方法」です。

引き出しを開ける、フタを開け閉めする…など、複雑な収納方法は子どもには難しいもの。「置くだけ、入れるだけ、かけるだけ」の、片手でもできるシンプルな方法なら、簡単なので無理なく片づけられます。

たとえば、フタつきの収納ケースより、オープンな棚やカゴの方が出し入れしやすいですよね。また、アウターはフックにかけるだけ、ランドセルは棚に置くだけ、にすると簡単なので片づけしやすくなります。

このようにシンプルに片づけられる方法にすることで、子どもが自然と片づけできるように。わが家も以下のことを実践して、リビングが散らからなくなりました。

●ソファの近くにリモコンの収納場所をつくる

テレビのリモコンが行方不明になることはありませんか? リモコンの収納場所が決まっていない、もしくは、決まっていても遠い場所だと、つい適当に置いてしまって結局見つからないということ、わが家でもありました。

そこで、子どもたちはソファでテレビを観ているので、ソファの背面の壁にカゴを取りつけて、リモコンの収納場所にしてみることに。すると、ソファから手が届く位置、また、入れるだけの簡単な方法なので、子どもが片づけできるようになって無事解決しました。

●リビングに洗濯カゴを置き、脱ぎっぱなしを解決

朝の着替え後、リビングにパジャマが脱ぎっぱなしになっていることはありませんか? わが家では、何度脱衣所の洗濯カゴに入れるように言ってもダメで、結局いつも片づけるのは私でした。

そこで、思いきってリビングに脱いだ服を入れる洗濯カゴを設置してみることに。すると、リビングで服を着替えてもその場で入れるだけなので、脱ぎっぱなしがなくなったのです。

私が洗濯機を回すときに回収する手間は必要ですが、たったこれだけで脱ぎっぱなし問題が解決。親子でストレスがなくなり、とても快適になりました。

ちょっとした工夫で、子どもだけではなく、大人も含めて家族全員が片づけやすいお家になります。ぜひみなさんも、今回紹介したことを参考に、家族みんなが快適に過ごせるリビングをつくってみてくださいね。