まだ実力を発揮しきれていない鎌田。(C)Getty Images

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 今夏にクリスタル・パレスに加入した鎌田大地は、まだ本領を発揮しきれていない。

 開幕8戦未勝利(3分け5敗)と絶不調のチームにあって、批判を浴びる試合も少なくない。

 海外の有名スポーツメディア『The Athletic』はパレスの低迷にクローズアップした記事の中で、日本代表MFについてこう評している。

「カマダには注目が集まっている。同クラブの最高年俸選手であり、夏にラツィオとの契約が切れた後、グラスナー監督はカマダの獲得に全力を注いだ。しかし、この日本人MFは期待外れの活躍で、攻撃面での貢献はほとんどない」
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 同メディアは、「プレミアリーグの文化、激しさ、フィジカルに適応するのは間違いなく大変だっただろう。それがいくらかの慰めにはなるだろうが、これまで意義ある貢献ができなかったことを言い訳にはならない」と指摘。こう続けている。

「奇妙なことに、彼の進歩は守備面で現われている。特にフォレスト戦での敗戦では、彼は粘り強く、ボールを奪うために自陣で果敢にチャレンジした。エゼと同様に、ディフェンスを後ろへ追いかけてカバーすることは、彼が得意とする分野ではない。10番として、パスやエリアへの遅れて走り込む能力を最大限に生かすことがより重要だ。しかし、それはシステムの問題でもある」

 記事は「カマダは単に6番または10番のポジションに値するだけの力を発揮していない」と酷評。チームに問題もあるとしながらも、奮起を促している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部